22日(土)に行われたF1第5戦モナコ公式予選を終えて、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが一日を振り返り、決勝に向けての豊富と見通しを語った。

2番手タイムで最終Q3に駒を進めたフェルスタッペンは、1回目のランで暫定2番手をマーク。計画に従い最終アタックでのポールラップを目指し、セクター1で全体ファステストを刻んだものの、シャルル・ルクレール（フェラーリ）のクラッシュにより赤旗中断を強いられ、そのまま予選を終える事となった。

赤旗さえなければポールポジションは確実だったと考えていたフェルスタッペンは、コックピットの中で怒りを爆発させ、チーム代表のクリスチャン・ホーナーになだめられる場面もあったが、アドレナリンの噴出が収まると、自身初となるモナコでのフロントロー獲得は「そんなに悪い結果じゃない」と語った。

Q3のクラッシュを受けて、フェラーリはルクレール車のギアボックスの検査を行い「深刻なダメージはなかった」と発表したが、交換を行うか否かについては日曜の朝に更なる確認を行った後に判断するとしており、依然としてフェルスタッペンが逆転ポールとなる可能性が残されている。

不運の赤旗も「そんなに悪い結果じゃない」

マックス・フェルスタッペン予選: 2位, FP3: 1位

ここでの予選はいつだって本当に楽しい。Q3の最初のアタックはまずまずだったけど、タイヤの熱入れが不十分だったから、最終アタックが勝負になるのは分っていた。

Q3での最後のアタックは、トンネルに向かうところまで本当に良い感触だったんだけど、赤旗のせいで中断せざるを得なかった。気持ちよくドライブできていたし、ポールポジションが懸かっていただけに本当にフラストレーションが溜まる。

もちろん、シャルル（ルクレール）が良い走りをしていたのは明らかだったから僅差の戦いになるだろうとは思っていたけどね。

とは言え、木曜日はかなり手こずっていたものの、ファクトリーと現場のみんなが素晴らしい仕事をしてくれたおかげでこの位置に付く事ができたから、その意味ではこれまでのところかなり良い週末になっていると思う。

フリー走行から上手くセットアップを修正して挽回し、明日はフロントローからのスタートだ。スタートポジションはモナコで決定的に重要だから、そんなに悪い結果じゃない。

赤旗の影響があった中での2番手は喜ぶべき結果だと思うし、あとは明日、仕事をきっちりと仕上げるだけだ！

最速タイムホルダーが赤旗クラッシュを喫する劇的結末を迎えたモナコGP予選では、シャルル・ルクレール（フェラーリ）がポールを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）、3番手にバルテリ・ボッタス（メルセデス）が続く結果となった。

2021年 F1モナコグランプリ決勝レースは、日本時間5月23日(日)22時にスタート。1周3340mのモンテカルロ市街地コースを78周する事でチャンピオンシップを争う。

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