
メルセデス代表「ユーキに申し訳なく思う」角田裕毅に全面謝罪、RBRラスト予選で旧型フロアへの後退を強いたピット衝突
メルセデスF1チームのトト・ウォルフ代表は、2025年F1最終戦アブダビGPのFP3で発生したアンドレア・キミ・アントネッリの衝突事故を受け、角田裕毅(レッドブル・レーシング)に対して公式に謝罪した。
F1ドライバーとして、そしてレッドブル・レーシング(RBR)の一員として挑む最後となる可能性がある週末の最終プラクティスで、不運なアクシデントが角田を襲った。
ファストレーンを走行していた角田のマシンに、ガレージから発進したアントネッリが側面から衝突。RB21は右側フロアを損傷し、角田は旧型スペックのフロアで予選を戦うことを強いられた。
この事故はメルセデス側のアンセーフリリースによるものと判断され、スチュワードはチームに1万ユーロ(約180万円)の罰金を科した。
Bumper cars in the pit lane 💥
Antonelli clatters into the side of Tsunoda 😫#F1 #AbuDhabiGP pic.twitter.com/0eoWxEAvqZ
— Formula 1 (@F1) December 6, 2025
ウォルフはセッション後、潔く自チームの非を認め、角田に対する謝罪の言葉を述べた。
「まず何よりも、ユーキには申し訳ないと思っている。彼のクルマの良いパーツを全部我々が壊してしまったようなものだからだ。あれは完全に我々のミスだ」
角田にとっては今回のアブダビGPは、来季からレッドブルのテスト兼リザーブドライバーへの降格が決まっている中で迎えた、ある種の集大成となる一戦だ。
僚友マックス・フェルスタッペンのタイトル争いを支え、来季以降のF1復帰に向けて自身の価値を示したい──そんな重要な局面で、パフォーマンス低下が避けられない旧型フロアへのロールバックを強いられたことに対する角田の失望は計り知れない。
それでも角田は、Q1を0.008秒差、Q2を0.007秒差という紙一重の差で突破し、7戦ぶりとなる意地のQ3進出を果たすと、そこでフェルスタッペンのサポート役に回ってトウを提供。最終的に10番グリッドを確保した。
「アントネッリとのクラッシュの影響で、予選直前に旧フロアへ戻さなければならず、かなりの妥協を強いられるという、理想的ではない状況でした」と角田は振り返る。
「その中でQ2を突破し、Q3に進み、マックスを助けることができたので…それについては誇らしく思っています」