予選落ちを喫したフェルナンド・アロンソに寄り添うザク・ブラウン
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マクラーレン、アロンソとの契約解消報道を否定「フェイクニュース」とザク・ブラウンCEO

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フェルナンド・アロンソとマクラーレンが契約を解消し、その関係に終止符を打ったとの報道が相次いだ事に対して、マクラーレン側はこれを否定。ザク・ブラウンCEOは「フェイクニュースだ」と断じた。

事の発端は英国の老舗メディアとして知られるMotorSport Magazine。5日金曜にマクラーレンの広報担当から次の声明文を受け取ったとして、このニュースを報じた。

「フェルナンドは過去および現在のすべてのマクラーレンドライバーと同様に、常にマクラーレンファミリーの一員であり、我々は彼との間に強い関係を築いている。我々はカルロス(サインツ)とランド(ノリス)の二人に焦点を合わせており、今年はもうF1のテストでフェルナンドを走らせる計画はない。彼はモータースポーツで他のチャンスを自由に追求する事ができるし、我々はそうすることで彼をサポートする」

だがAP通信のジェナ・フライヤーが6日土曜に伝えたところによると、ザク・ブラウン最高経営責任者は「フェイクニュースだ。我々はまだフェルナンドとの間に強力な契約的関係を有している」と語ったという。更に当のアロンソは問題の報道があった直後に「今日は一体なんて日なんだ。エイプリルフールじゃないぞ!」と語り、思わせぶりなツイートを発している。

アロンソは昨季限りでF1を退いたが、今シーズンは親善大使の肩書で英国ウォーキングのチームとの関係を維持している。とは言え、5月のインディ500予選敗退を機に、両者はF1復帰とインディカー・シリーズへのフル参戦の可能性を否定。関係が冷え込んでいるのではとの見方が広がっていた。