予選落ちを喫したフェルナンド・アロンソに寄り添うザク・ブラウンcopyright Indycar

フェルナンド・アロンソ、2020年のインディカーフル参戦の可能性を全面的に否定

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世界三大レース全制覇の野望を掲げる2度のF1ワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソは、来季2020年のインディカー・シリーズへのフル参戦の可能性を否定した。

アロンソは先月末に開催された第103回インディ500で、マクラーレンと共に予選落ちの苦汁をなめた。失意の中で行われた記者会見の場でアロンソは、来年のインディ500参戦の可能性について問われると「今は何も約束できない」と語っていた。

「もし再びインディ500に挑戦するとすれば、その時もワンオフのアプローチになるだろう」とアロンソ。「現時点でフルシーズンを戦うのは、レース数の観点からするとやり過ぎだ」

「挑戦する以上は競い合わなければならない。観光客ではないのだから」

アロンソはインディ500を直前に控えた5月初旬、今年のル・マン24時間レースを以てWEC世界耐久選手権での活動に一旦終止符を打つ事を発表。その理由として、来年は別のカテゴリーでのレース活動を行いたいとの考えを示し、F1かインディカー・シリーズの名前を挙げていた

僅か一ヶ月の間に心変わりした理由に、インディ500での予選敗退が絡んでいることは想像に難くない。ザク・ブラウンは先日、マクラーレンが来季インディカー・シリーズにフル参戦する可能性は「極めて低い」との考えを示し、事実上断念した事を明らかにしている。

現役最強の称号を背負う以上、フル参戦するのであれば、アロンソが目指すべきは優勝ではなくチャンピオンシップ制覇だが、インディ500を含めたインディカー・シリーズで勝利する事は簡単な話ではない。周到な準備と十分なリソースの投下なくして、競争力を発揮する事は難しい。

アロンソとは対照的に、マクラーレンはインディ500再挑戦への意欲を口にしており、セットアップやオペレーションといった点で経験を積む事を目的に、来年のインディ500前に行われるシリーズ戦の幾つかにスポット参戦することを議論している。だが、アロンソにはその気はないようだ。

「インディ500はチャンピオンシップの中で最初のオーバルレースだから、準備としてその前に開催される4・5レースに出ることは意味がない。インディ500の開催までに準備を整える事ができるオーバルレースは存在しない」

更にアロンソは、マクラーレンと共にインディ500にカムバックするかどうかについては明言を避けた。

「どんな可能性があるのか見てみよう」とアロンソ。「もしインディに戻るのであれば、あらゆる可能性を精査して、最も競争力のあるオプションを選ぶつもりだ」

アロンソは、F1復帰を含めた2020年のレース活動計画を7月中に決断し発表する。