フェルナンド・アロンソ、南アフリカの砂漠でTOYOTAダカールラリー仕様のハイラックスをテスト
トヨタ・ガズーレーシングからWEC世界耐久選手権に参戦しているフェルナンド・アロンソが3月27日、南アフリカ・ボツワナ共和国に広がるカラハリ砂漠でトヨタのダカールラリー・カーを初めてテストした。
ダカールラリーは、砂漠や泥地、山岳地帯などを走破する競技で、世界で最も過酷なモータースポーツとして知られている。2019年は、ナッサー・アル-アティヤとナビゲーターのマシュー・バウメル組が、トヨタとして歴史的初タイトルとなる4輪部門総合優勝を果たした。
これまで舗装路を戦場としてきたアロンソはこの日、2009年のダカールラリー総合優勝を果たしたジニール・デュビリエと共にトヨタ・ハイラックスをドライブ。オフロードでの新境地を開拓した。
Quite a driving lesson for our #LeMans24 winner @alo_oficial… experiencing a @dakar Hilux for the first time with @TheRealGiniel and @TOYOTA_GR. It's going to be fun a ride in the desert 🌞Have fun #PushingTheLimitsForBetter pic.twitter.com/I0ksuWDOvf
— TOYOTA GAZOO Racing WEC (@TGR_WEC) March 27, 2019
「過去二年間に渡って、経験したことのない様々な種類のクルマとシリーズに挑戦してきたけど、今回はこれまでに慣れ親しんでいたものとは全然違う種類のチャレンジだった」とアロンソ。
「大きな問題はなかったように思う。1ラップ毎に少しずつゆっくりとスピードを上げていったからね。その内に、徐々に自信を持って走れるようになってきた」
「そうは言っても、特筆すべきは間違いなくバンプだ。どの位の高さなのか、どれだけの速度で通過できるのかを判断するのは難しい。でもクルマの感触は最高だった。グリップ力も高いし、バランスやパワーやブレーキも申し分なかった。あらゆるものが最高だったよ」
昨季限りでF1での現役生活にピリオドを打った2度のF1ワールドチャンピオンは、次の野望として世界三大レース全制覇を掲げており、5月末のインディアナポリス500マイルレースでの勝利を目指している。