トヨタガズーレーシングのフェルナンド・アロンソ、WEC第7戦スパ・フランコルシャンにて
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フェルナンド・アロンソ、F1復帰やインディカー参戦を検討…2020年のプランを7月に公表

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昨季限りでF1を離れ、現在TOYOTA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に参戦しているフェルナンド・アロンソは、F1復帰を含めた2020年のレース活動計画を7月中に決断し発表すると述べた。

アロンソは5月1日、今年のル・マン24時間レースを以てWECでの活動に一旦終止符を打つ事を発表した。来年は別のカテゴリーでのレース活動を検討しているとの事で、2度のF1ワールドチャンピオンの行き先に大きな注目が集まっている。

2019-2020年シーズンのWECフル参戦を見送った理由についてアロンソは「他のチャンスが消滅してしまうため」と語り、WEC以外のシリーズに参戦する事を望んでいると明かしたが、将来的には再びWECにカムバックしたいという。

「中長期的には(WEC)に戻ってきたいと思っているし、そうなると強く信じている。(今季限りでのWEC撤退は)短期的な決断だ」とフェルナンド・アロンソ。地元スペインのMarcaのインタビューの中でこのように語った。

「2020年にやりたいと思っているゴールがあるから、継続して(WECに)参戦する事を約束できなかった」

最も可能性が高いのはインディカー・シリーズだろう。アロンソは今年、マクラーレンと共にフル参戦を検討していたが「準備不足」を理由に参戦を断念。2019年はダラーラと共に作り上げたシャシーで、5月26日の第103回インディ500にスポット参戦する。だがアロンソは、F1への復帰も念頭に入れていると語る。

「様々な可能性があるし、かなりオープンだ」とアロンソ。「フォーミュラ1にいた時、自分がキャリアの中で最高の状態にあると感じていた。自分自身を力強く感じているし、大きなチャレンジに挑戦出来るだけの準備が整っている」

「2020年に関しては、F1かインディカー、もしくはそれ以外の他のカテゴリーになる可能性もある。さもなくば何もしないって事もありうるかもね」

アロンソは今年、アンバサダーという立場で古巣マクラーレンF1との関係を継続。ドライバーやエンジニアに対して助言を行う他、今季マシンMCL34や2020年のMCL35の開発のためにテストでステアリングを握る。

4月のバーレーンテストで初めてMCL34をドライブしたアロンソは「クルマは全方位的に改善している」と述べ、パッケージが先頭集団に近づいてるとの認識を示した。不運が続いた事もありリザルトには表れていないが、実際今年のマクラーレンは、昨年よりも高いパフォーマンスを示している。

「今後2ヶ月の間に、何が起こるか様子を見てみよう。タイムリーな決断を下すための最善の方法は、コミットメントからフリーになる事だ。(来季WECに継続参戦するなど)なにかにコミットしている状態では、そういったチャンスはやってこない」

「僕としては、2つか3つのアイデアを考えている。7月には公になると思う」