体調不良の中で掴んだF1通算2勝目、フェルスタッペン「体力的にキツかった」F1マレーシアGP 2017《決勝》
最後の開催となるF1マレーシアGPで優勝を飾ったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは「今日の勝利は予想外。優勝なんて考えてもなかったから、ものすごく嬉しい。体力的にキツかった」と語り、週末に渡って体調不良に見舞われていた事を明らかにした。
スタート直前、フェラーリのキミ・ライコネンがエンジントラブルによりガレージに戻ったため、フェルスタッペンは事実上の2番手スタートを手にした。堅実なスタートを決め、4周目でメルセデスのハミルトンをオーバーテイク。ワールドチャンピオン争いの渦中にいるハミルトンは、無理にブロックすることはなかった。
ラップリーダーに躍り出た後は、ミス無くレースをコントロールしトップを走行、決勝前日の9月30日に20歳の誕生日を迎えたフェルスタッペンは、20歳と1日で見事F1での2勝目を飾った。
今週末はあまり体調が良くなかった
マックス・フェルスタッペン決勝: 1位, 予選: 3位
今日のレースで優勝出来るなんて最高だよ。ペースが良いのはすぐに感じたよ。ルイスがトラクションに苦しんでいるのがわかったから、あとはもう行くだけだったね。とにかく攻めて彼を追い抜くためにバッテリーパワーを全部使い切ったよ。チャンピオンシップ争いをしてるルイスがリスクを冒さないのは分かってたから、思い切って行ったんだ。ルイスを抜いてすぐ、ここからはレースをコントロールできるって確信を得たよ。
車はすごく良かったし、ソフトタイヤを履いた時のペースは思ってた以上だったね。車の中は暑いし体力的にすごくキツかったのに加えて、今週末は体調があんまり良くなかったから、なんとか最後まで行けて良かったよ。
残りのシーズンがどうなるかは誰にもわかんないけど、僕たちは進化を続けるし見通しは明るいよ。ここからは残りのレースに向けて調子を上げていって、来シーズンは良いスタートが切りたいもんだね。昨日はここまで速くなるって思ってなかったし、優勝なんて考えてもいなかったから、ものすごくハッピーさ。
19回の歴史に幕を下ろしたマレーシアGPのレース詳細については、2017年F1マレーシアGP決勝結果とダイジェストを参照されたい。次戦F1日本GPは、10月6日(金)10時からのフリー走行で幕を開ける。