F1中国GP:リアム・ローソン、パルクフェルメ規定違反で再びPLスタートへ

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レッドブル・レーシングのリアム・ローソンが、2025年F1第2戦中国GP決勝をピットレーンからスタートすることが決定した。予選後のパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップを変更したことが理由だ。

これはF1競技規則第40条9項違反であり、スチュワードはローソンにピットレーンからのスタートを命ずる決定を下した。

ローソンは中国GP予選で20台中最下位に沈み、Q1敗退を喫していた。前戦オーストラリアGPでも予選Q1敗退およびピットレーンスタートからのリタイアと、今季は厳しい状況が続いている。

今回のサスペンション変更には、上海での決勝に向けてクルマの安定性を高める狙いがあると見られる。RB21のドライバビリティを改善し、グリッド最後方からでも追い上げを狙えるようにとの考えだろう。

なお、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは予選4番手を獲得し、現ポイントリーダーのランド・ノリス(マクラーレン)とともに2列目からスタートする。

ローソンはピットスタートからどこまで挽回できるのか、今回のセットアップ変更は吉と出るのか。注目の決勝レースは、タイヤマネジメントと戦略が鍵を握る1戦となる。

決勝レースは日本時間3月23日(日)16時にフォーメーションラップが開始され、1周5,451mの上海インターナショナル・サーキットを56周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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