2026年F1日本 PU投入動向:王者が上限到達、ホンダ勢ら計7台が交換。序盤から消耗問題が顕在化

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2026年F1第3戦日本GPの週末、前年王者のランド・ノリス(マクラーレン)やアストンマーティン・ホンダ勢を含む計7台が、新たなパワーユニット(PU)コンポーネントを搭載した。新世代PUの初年度とあって、シーズン序盤から例年以上に消耗が進んでいる。

PUの電気系統トラブルにより前戦中国GPに出走できなかったノリスは、初日フリー走行を前に2基目のES(バッテリー)およびPU-CE(コントロール・エレクトロニクス)を投入。さらに、FP3で両コンポーネントを追加投入した。

この結果、シーズン3戦目を前に早くもグリッド降格ペナルティの瀬戸際に立たされることとなった。両コンポーネントは年間3基までに使用が制限されており、これを超えた場合はグリッド降格ペナルティが科される。

中国でのトラブルを受けマクラーレンは、日本GPに向けてメルセデスのPU部門と連携し、問題の特定に取り組んだ。その結果、ノリスのバッテリーは修復不能と判断された。一方で、ノリスとは異なる電気系統トラブルにより出走できなかった僚友オスカー・ピアストリのバッテリーについては、FIAの許可を得て内部コンポーネントの修理が行われた。

ガレージ内でコクピットに収まりヘイローに手をかけるランド・ノリス(マクラーレン)、2026年3月27日(金) F1日本GPフリー走行1Courtesy Of McLaren

ガレージ内でコクピットに収まりヘイローに手をかけるランド・ノリス(マクラーレン)、2026年3月27日(金) F1日本GPフリー走行1

ERS(エネルギー回生システム)系統の冷却トラブルにより、中国GPでリタイアを余儀なくされたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2基目のMGU-KおよびPU-ANC(PU補助コンポーネント)に換装した。MGU-Kも年間3基までに使用が制限されている。

ホンダはお膝元の鈴鹿で、2台のAMR26に搭載されるコンポーネントを交換した。バッテリー関連のトラブルにより前戦でリタイアしたランス・ストロールは2基目のESおよびPU-CEを、フェルナンド・アロンソは3基目のPU-ANCを搭載した。

Driver ICE TC EXH MGU-K ES PU-CE PU-ANC
ランド・ノリス 3 3 2
マックス・フェルスタッペン 2 2
リアム・ローソン 2
ランス・ストロール 2 2
フェルナンド・アロンソ 3
ニコ・ヒュルケンベルグ 2
ガブリエル・ボルトレート 2

新世代V6ハイブリッド・ターボ導入初年度の2026年シーズンは、内燃エンジン(ICE)、ターボ(TC)、エキゾースト(EXH)が年間に各4基まで、MGU-K、PU-CE(コントロールエレクトロニクス)及びES(バッテリー)が各3基まで、そしてPU-ANC(PU補助コンポーネント)が年間6基までに制限されており、超過する度にグリッド降格ペナルティが科される。

2026年パワーユニット通季投入状況

Team Driver ICE TC EXH MGU-K ES PU-CE PU-ANC
マクラーレン・メルセデス O.ピアストリPIA 1 1 1 1 1 1 1
L.ノリスNOR 1 1 1 1 3 3 2
メルセデス G.ラッセルRUS 1 1 1 1 2 2 2
A.K.アントネッリANT 1 1 1 1 1 1 2
レッドブル M.フェルスタッペンVER 1 1 1 2 1 1 2
I.ハジャーHAD 2 2 2 2 3 3 2
フェラーリ C.ルクレールLEC 1 1 1 1 1 1 1
L.ハミルトンHAM 1 1 1 1 1 1 1
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 1 1 1 1 1 1 1
C.サインツSAI 1 1 1 1 2 2 2
レーシングブルズ・RBPT A.リンブラッドLIN 1 1 1 1 1 1 1
L.ローソンLAW 1 1 2 1 1 1 1
アストンマーティン・ホンダ L.ストロールSTR 1 1 1 1 2 2 3
F.アロンソALO 1 1 1 1 2 2 3
ハース・フェラーリ E.オコンOCN 1 1 1 1 1 1 2
O.ベアマンBEA 1 1 1 1 1 1 1
アウディ N.ヒュルケンベルグHUL 1 1 1 2 1 1 1
G.ボルトレートBOR 1 1 1 2 1 1 2
アルピーヌ・メルセデス P.ガスリーGAS 1 1 1 1 1 1 1
F.コラピントCOL 1 1 1 1 1 1 1
フェラーリ S.ペレスPER 1 1 1 1 1 1 1
V.ボッタスBOT 1 1 1 1 1 2 2

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