
王者ノリス、3戦目で早くも降格リーチの試練。相次ぐ鈴鹿PU交換でタイトル防衛に影
ドライバーズチャンピオンの防衛に臨むランド・ノリス(マクラーレン)が、2026年シーズン3戦目を前に早くもグリッド降格ペナルティの瀬戸際に立たされた。週末に2度の交換を実施したことで、パワー・ユニット(PU)関連コンポーネントの使用数が上限に達した。
PUの電気系統トラブルにより前戦中国GPに出走できなかったノリスは、第3戦日本GPの初日フリー走行を前に、2基目のES(バッテリー)およびPU-CE(コントロール・エレクトロニクス)を投入していた。だがイベント2日目、再び両コンポーネントの新品が投入された。
これによりノリスはシーズン序盤にして、年間の無罰使用制限の上限に到達した。これらのコンポーネントはシーズン中にそれぞれ3基まで使用可能と定められており、次に新たなユニットを投入すればグリッド降格ペナルティが科される。
28日(土)午前に行われた最終FP3を前にノリスは、ERS(エネルギー回生システム)トラブルに見舞われた。当初チームは、セッションへの参加は絶望的との見通しを示していたが、懸命な作業の結果、ノリスは残り24分でコースイン。最終的に6番手タイムを記録した。
ただ、十分な周回を重ねることはできず、予選に向けた準備は制限された形となった。
FP3でのトラブルについてマクラーレンのザク・ブラウンCEOは、「昨日と同じかは分からないが、バッテリーの問題だ」と説明した。
今回鈴鹿で交換されたバッテリーが将来的に再利用可能な状態に修復できるかどうかについて、現時点では明らかになっていない。もし修復不能であれば、ノリスはシーズンの残り20戦を、常に降格ペナルティのリスクと隣り合わせで戦うことになる。