角田裕毅のアルファタウリAT03のエンジンカバーに掲げられたホンダのロゴ、2022年10月7日F1日本GP
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2022 F1日本 PU投入状況:角田裕毅とガスリーを含む6台が交換…ストロールはギアボックスが上限に

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国際自動車連盟(FIA)のF1テクニカル・デリゲートによる発表を元に、2022年F1第18戦日本GPにおける各ドライバー毎のパワーユニット(PU)投入状況を以下にまとめる。本ページは必要に応じて随時アップデートされる。

マリーナベイ市街地コースと同様に鈴鹿サーキットはオーバーテイクが決して容易ではない。初日を終えてPUを交換したのはアルファタウリ勢のみだった。チームは角田裕毅とピエール・ガスリーに7基目のエキゾーストを投入した。気になるのは、ガスリーのエキゾースト開封が2戦連続という点だ。

2日目に向けてはカルロス・サインツ(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、そしてバルテリ・ボッタスと周冠宇のアルファロメオ勢が同じく7基目のエキゾーストを開封した。

決勝開始前
Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
カルロス・サインツ 7
ピエール・ガスリー 7
角田裕毅 7
バルテリ・ボッタス 7
周冠宇 7
ケビン・マグヌッセン 7

ギアボックスに関しては、ランス・ストロール(アストンマーチン)のGBX C&C(ケース及びカセット)およびGBX DL(駆動系、ギアチェンジ、補助コンポーネント)が年間割り当ての4基目に達した。もう後はない。

今のところ、前戦での周冠宇(ジョウ・グアンユー)との接触による5グリッド降格を受けるニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)を除き、鈴鹿日本GPで新たにグリッド降格を受ける者は出ていない。

V6ハイブリッド・ターボ導入9年目の今年はICE(内燃エンジン)、ターボ、MGU-H、MGU-Kが各々年間3基まで、CE(コントロール・エレクトロニクス)、ES(バッテリー)は各2基まで、そしてエキゾースト・システムは年間8セットまでに使用が制限されている。

F1日本GP:パワーユニット投入状況

Team Driver ICE TC MGU-H MGU-K ES CE EX
メルセデス G.ラッセルRUS 4 4 4 4 3 3 4
L.ハミルトンHAM 4 4 4 4 2 2 4
レッドブル・RBPT M.フェルスタッペンVER 5 4 4 4 3 3 6
S.ペレスPER 4 3 3 3 2 2 6
フェラーリ C.ルクレールLEC 5 5 5 5 3 4 9
C.サインツSAI 5 5 5 6 3 4 7
マクラーレン・メルセデス D.リカルドRIC 3 3 3 3 2 2 3
L.ノリスNOR 4 4 4 3 3 3 5
アルピーヌ・ルノー F.アロンソALO 5 5 5 4 4 4 6
E.オコンOCN 5 4 4 4 3 3 6
アルファタウリ・RBPT P.ガスリーGAS 4 4 4 4 3 3 7
角田裕毅TSU 6 6 6 6 3 3 7
アストンマーチン・メルセデス L.ストロールSTR 3 3 3 3 2 2 3
S.ベッテルVET 3 3 3 3 2 2 3
ウィリアムズ・メルセデス A.アルボンALB 3 3 3 3 2 2 3
N.ラティフィLAT 3 3 3 3 2 2 3
アルファロメオ・フェラーリ V.ボッタスBOT 6 7 7 4 2 3 7
周冠宇ZHO 4 4 4 3 2 3 7
ハース・フェラーリ K.マグヌッセンMAG 5 5 5 4 2 2 7
M.シューマッハMSC 5 4 4 4 2 3 7

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