フェルナンド・アロンソ、鈴鹿と日本のファンへの熱烈な”愛”を語る
マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソが2018年FIA F1世界選手権第17戦日本GPに先立って、鈴鹿サーキットと日本のF1ファンへの愛を語った。昨年のレースでは、最後尾からスタートしコンマ数秒のところで入賞を逃し11番手に終わった。
アロンソと言えば武士道とアニメ。2度のF1ワールドチャンピオンは、肥前国佐賀鍋島藩士、山本常朝大が記した書物「葉隠」に感化され、背中にサムライのタトゥーを入れるほどの日本好きとして知られる。
今年は鈴鹿での日本GPを終えた翌週に、WEC世界耐久選手権第4戦 富士6時間耐久レースが控えているため、アロンソは2週間連続で日本に滞在。可能な限り東京で過ごす予定だそうで、今年も秋葉原に入り浸るものと思われる。
鈴鹿とファンと日本を愛してる
フェルナンド・アロンソ
鈴鹿を愛している。シーズン最高のサーキットだよあれは。一番の思い出といえば2006年の日本GPだね。あれはキャリアのハイライトだった。日本で過ごすのも大好きなんだ。今年は2週間滞在できるんだよ。まずは鈴鹿で1週間。その後は富士スピードウェイでね。すっごい楽しみにしてるし、レースの合間を縫って可能な限り東京で滞在する予定なんだ。
鈴鹿と言えばファンだよ。彼らは信じられない位に最高さ。メディアデイしかない木曜日から会場に来てくれるんだ。だから僕らもグランドスタンドに行ってサインを書いてあげたり写真撮影したりするんだ。すごい数だよホント。ホテルにも電車にも、行く先々のあらゆる所に熱心な日本のファンがいるんだ。
ファンと同じ様にサーキットも本当に特別だ。要求は激しいし、F1マシンに取っては鈴鹿は完璧とも言える。本当に偉大だよ。鈴鹿のコーナーはF1マシンの性能の全てとエアロダイナミクスと完璧にマッチしてるんだ。
なかでも第一セクターは本当に印象的だ。セッティングなんかが全てが上手く機能してて自信を持ってマシンをドライブ出来る状態なら、あのS字を限界で攻める事が出来るんだ。右に左にと加わるGフォースを感じながらレースをするのはヤバイくらいアメージングだよ。レーシングドライバーとして、限界でドライブできる事は喜びでしかない。
今年のF1日本グランプリは鈴鹿サーキットでの30回目の節目の大会。1周5,807mのコースは世界屈指のドライバーズサーキットとして知られている。昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝。2位にレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、3位にダニエル・リカルドという結果だった。
フロントローからの逆転を狙ったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、スパークプラグの破損によって無念のリタイヤ。ハミルトンとのポイント差は59に拡大し、逆転チャンピオンの可能性をほぼゼロにする事となった。
F1日本GPは、日本時間2018年10月5日(金)10時からのフリー走行1で幕を開ける。