
2025年F1日本GP《決勝》ハイライト動画:”レッドブル・ホンダ”が鈴鹿有終の美―フェルスタッペン今季初優勝で
2025年4月6日、三重県鈴鹿サーキットで行われた2025年FIA-F1世界選手権第3戦日本グランプリは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4年連続のポール・トゥ・ウインで今季初優勝を飾り、幕を閉じた。
本大会は「レッドブル・ホンダ」にとって最後の日本GPだった。両者は2025年限りでパートナーシップに終止符を打ち、ホンダは2026年よりアストンマーチンにパワーユニットを独占供給する。劣勢の中、フェルスタッペンが花を添えた。
選手権リーダーのランド・ノリス(マクラーレン)は、フェルスタッペンに一度も迫ることができず、2位でフィニッシュ。終盤には僚友オスカー・ピアストリに背後からプレッシャーを受ける場面もあったが、ポジションは変わらず、ピアストリは自身24歳の誕生日に3位表彰台を獲得した。
角田裕毅はレッドブル昇格後初の決勝レースに臨み、14番グリッドからスタートして2つポジションを上げたものの、惜しくも入賞圏には届かず12位でレースを終えた。
決勝:ハイライト動画
事前には天候による影響も懸念されていたが、スタート時点では部分的にダンプが残っていたものの、レースは終始ドライコンディションで進行した。
トップを走るフェルスタッペンと2番手ノリスが同時にピットインした際、ピット出口付近で接近し、接触を避けようとしたノリスが芝生に乗り上げる一幕があった。
メルセデスの新人、アンドレア・キミ・アントネッリは第1スティントを引き延ばしたことで一時トップに立ち、F1史上最年少のラップリーダー記録を更新。終盤には1分30秒965のファステストラップを記録した。
プラクティスと予選は、相次いで赤旗が振られる混乱のセッションとなったが、決勝レースは大きな事故もなく、全20台が完走した。