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2017年のF1日本GP決勝レースに挑むレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ダニエル・リカルド程は自信を持っていないようだ。
予選5番手となったフェルスタッペンは、バルテリ・ボッタスの降格によって4番グリッドに繰り上がる。前を行くのはハミルトン、ベッテル、リカルドの3名、フェルスタッペンは「前の人達が1コーナーでやらかしてくれるといいんだけど…」と冗談半分に語った。
ウェットコンディションを期待していたフェルスタッペンだが、明日の三重県鈴鹿市は晴れの予想が出ている。ドライでのタイヤのデグラデーション=性能劣化を懸念しており、「初の鈴鹿表彰台が目標!」と元気いっぱいのリカルドと比べて、少しばかり慎重な姿勢を見せている。
コース上でのサンドイッチは御免だね
マックス・フェルスタッペン予選: 5位, FP3: 4位
理想的とは言えない予選だったよ。Q1とQ2は良かったんだけど、Q3に向けて少しセッティングを変えたら、リズムがちょっと狂っちゃったんだ。タイム的には問題なかったけど、もう少し削れたんじゃないかって思ってるんだ。2回目のアタックではちょっと良くなったれど、4番手もいけたと思うんだよね。すごい接戦だったよ。
今季マシンはコーナリングスピードが上がってるから、コーナーが長いストレートに変化したみたいになってるんだ。今までよりも肉体的にキツイし、ラップタイムも速くなったよね。レッドブルにとっては、過去数年よりも厳しいコースになったって事さ。
メルセデスのレースペースは速いと思うけど、フェラーリについてはまだ良く分からないんだ。まぁ、明日になれば分かる事だけど。バルテリのペナルティでグリッドが1つ繰り上がるから、僕は4番グリッドになるんだ。後は戦って前進するのみって感じだね。
決勝は雨が良かったんだけど、残念ながらドライっぽいから、ドライでのデグラデーションが良い事を祈ってるよ。明日もダニエルと僕は違うセットアップで走るから、それがレースでどう変わってくるかを観察しなきゃね。前のグリッドの連中が1コーナーでやらかしてくれると面白いんだけど、僕は遠慮しとくよ。食べ物のサンドイッチは好きだけど、コース上でのサンドは…勘弁だね。
フェルスタッペンは、今年のシンガポールGPでフェラーリの2台に”サンドイッチ”される形でレースを台無しにされている。
2017年第16戦F1日本GP決勝レースは10月8日(日)14時から、1周5.807kmの鈴鹿サーキットを53周することで争う。