NTTインディカー・シリーズはインディアナポリス現地5月7日(木)、テキサス・モーター・スピードウェイで6月6日(土)に開催が予定されている「ジェネシス300」を開幕戦として執り行い、2020年シーズンを開幕させる方針を改めて発表した。テキサス州フォートワースの1.5マイル・オーバルがインディカーの舞台を務めるのは24年連続となる。

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の流行が続く中、イベントは観客を入れずに最小限の関係者のみが立ち入りを許される無観客レースとして開催される。また、プラクティス、練習、予選、レースの全てのセッションが同日に行われる1デイイベントとなる。

インディカーは参加者の安全を確保するためにスピードウェイ側および公衆衛生当局との協議を経て、現場の人数制限を含む厳格なアクセスガイドラインや検疫システムを用意する他、施設に立ち入る全員に対して個人用防護具（PPE）を提供する事などを計画している。

1デイイベントへの短縮措置に合わせて、レース周回数は以前発表されていた248周から200周へと変更された。イベント当日の米国東部標準時でのタイムテーブルは以下の通り（カッコ内は日本時間）。

• 練習…13時30分～15時30分（翌7日3時30分～5時30分）
• 予選…17時～（翌7日7時30分～）
• 決勝…20時45分～（翌7日10時45分～）

昨年の第9戦として同地で行われたレースでは、チーム・ペンスキーのジョセフ・ニューガーデンがシーズン3勝目を挙げた。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は予選最速を刻みポールポジションを獲得したが、決勝ではピットストップの際にオーバースピードでクルーを轢くアクシデントに見舞われ、最終15位に終わっている。

2020年 インディカー改訂版カレンダー