新型コロナウイルス感染症（COVID-19）による2カ月半の中断を経て、2020年NTTインディカー・シリーズの開幕戦「ジェネシス300」の予選が現地6月6日(土)に1.5マイルオーバルのテキサス・モーター・スピードウェイで行われ、ジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー）が2周平均時速215.740マイルを記録。キャリア通算9度目のポール・ポジションを獲得した。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨はウォームアップの2周目のターン1でスピン。高速を保ったままセイファー・バリアに突っ込みクラッシュを喫した。マシンは左フロントとノーズに大きなダメージを負ったが、佐藤琢磨は無事にマシンから降りた。

「ただのウォームアップラップだったのに、ターンインした途端にバックエンドを失ってしまいました。普段はそんな事は起こらないので本当に驚きました。マシンを修復してレースに出走できる事を祈っています」と佐藤琢磨は語った。

この日晴天に恵まれた1.5マイルのTMSオーバル。予選とプラクティスはドライコンディションに恵まれたが、グリッドを決する本気モードの予選だけでなく、プラクティスでも3度のインシデントが発生した。

ルーキーのリーナス・ヴィーケイ（エド・カーペンター）は、左タイヤをインサイドに落とした事でハーフスピンを喫して左リアからバリアに激突。予選を欠場した。サンティノ・フェルッチ（デイル・コイン）は、マシンのセットアップ変更に集中するという理由で予選への出走を見送った。

ベテランのエド・カーペンターとライアン・ハンター・レイ（アンドレッティ・オートスポーツ）も練習走行中にインシデントに見舞われたがこちらは無傷。予選に出場し、カーペンターは13番手、アンドレッティは11番手を獲得した。

決勝レースはこの後日本時間7日(日)8時30分よりCS254チャンネルのGAORA SPORTSが生中継する。ゲストは天野雅彦、解説は武藤英紀、実況は村田晴郎が務める。

視聴には、スカパーやひかりTV、J:COMとの契約が必要となる。

開幕戦 テキサス 予選結果