トロロッソ、グリッド後方に沈むも「決勝で挽回できない理由はない」
スクーデリア・トロロッソのレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは21日土曜のF1ドイツGP公式予選を終えて、決勝で巻き返せない理由は何処にもないと述べ、日曜のレースでの挽回を誓った。
パワーセンシティビティの高いホッケンハイムリンクでのグリッド争いに挑んだトロロッソ・ホンダ勢は、ピエール・ガスリーが17番手、ブレンドン・ハートレーが18番手と2台揃ってQ1敗退。グリッド後方に沈む厳しい結果に終わった。
しかしながらエドルズは、直近のライバルと比べて有望なレースペース、タイヤマネジメントの2つを理由に上げ、日曜の決勝を楽観視している。
決勝で挽回できない理由はない
ジョナサン・エドルズチーフレースエンジニア
昨日のセッションで幾つかの弱点が明らかになったため、FP3と予選に向けてタイヤの扱い方とマシンへの変更を計画していたのだが、残念ながらセッション中に雨が降ってしまい、ドライ用のセットアップを試せす事ができなかった。
かなり強い雨だったので理想的な走行はできなかったけど、予選がウェットになる可能性があったから、セッション終盤に何周か走りマシンバランスを確認できた点は良かった。クルマがちゃんとウインドウに入ってるかどうかを確かめたかったんだ。
両方のマシンともにバランスが良く、二人のドライバーもかなり満足した状態で予選に臨んだんだが、残念なことに今日の我々には真っ当なペースがなかった。タイムシートが示しているように、ミッドフィールドは今回も大接戦となっており、0.5秒の違いが結果を大きく左右するような状況だった。
昨日のロングランペースはかなり速かったし、通常我々はレースでライバルよりも上手くタイヤをマネジメントできているから、明日の決勝レースをポジティブに捉えない理由は何処にもない。後方からのスタートなので数多くのオーバーテイクが必要だ。難しい事は分かっているが、どんな事も起こりうる。
明日、最高の結果を得るために必要なものを見いだすために、今夜はあらゆる戦略の選択肢を検討するつもりだよ。
ポールポジションはスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。母国レースのポイントリーダーが1分11秒212のコースレコードを記録し最前列を手に入れた。2番手はメルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。3番手はキミ・ライコネンという結果となった。
2018年F1第11戦ドイツグランプリ決勝レースは、日本時間7月22日(日)22時10分から行われ、1周4574mのホッケンハイムリンクを67周する事で勝敗を決する。