メルセデス、フェラーリに同情「F1にとっても残念な出来事」
メルセデスAMGは、7月27日に行われた母国F1ドイツGP公式予選で、ルイス・ハミルトンがキャリア通算87回目のポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタスは3番手につけた。両者は日曜のレースをミディアムタイヤでスタートする。
今回はワークス参戦200戦目を祝う記念のグランプリ。何事もなければ、フェラーリのいずれかのドライバーがポールを獲得していた可能性が高いものの、信頼性不足が仇となって戦線離脱。ポール争いはレッドブル・ホンダとの一騎打ちとなった。
トト・ウォルフ代表は「フェラーリがトラブルフリーであったならば、結果は全く異なるものになっていたかもしれない」と指摘。更に、冷却性能を改善するために持ち込んだアップデートが上手く機能していなかった可能性にも言及した。
フェラーリに同情「F1にとっても残念な出来事」
ルイス・ハミルトン予選: 1位, FP3: 6位
記念すべき特別な週末でポールが取れてめちゃくちゃ嬉しい。今週末はモータースポーツ生誕125周年とメルセデス参戦200戦目の節目を祝うたために、チームみんながドレスアップしているし、ダイムラーの新しいCEOのオラ(ケレニウス)も来てくれてから、何とか良い結果を持ち帰りたいね。
かなりエキサイティングな予選になりそうだっただけに、フェラーリの件は彼らにとってだけでなくF1にとっても残念だった。最終的にどの位の接戦になったかは分からないけど、今週末の彼らは終始速さを誇っていた。
僕のQ3の最初のラップは、ターン8で若干タイムを失っただけで、本当に満足できる内容だった。ここはグリッドポジションが大事だからポールからスタート出来て嬉しいし、明日はポジションを守り切るために頑張るよ。
バルデリ・ボッタス予選: 3位, FP3: 4位
僕にとっては楽な予選じゃなかった。ブレーキを踏んでいる時の感触に一貫性がなく、ヘビーブレーキングのターン2、6、8の全てで苦戦してしまい、上手くラップをまとめる事が出来なかった。最高の結果とはならなかったけど、3番手スタートだから致命的ってわけじゃない。
フェラーリに起こったことは残念だけど、明日彼らが速さを発揮するのは間違いない。雨の可能性もあるし、面白いレースになるんじゃないかな。まだ何も終わったわけじゃないし、レースを楽しみにしてる。
フェラーリの2台が信頼性不足に倒れ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。フロントロウ2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが並んだ。
2019年F1第11戦ドイツグランプリ決勝レースは、日本時間7月28日(日)22時10分から行われ、1周4574mのホッケンハイムリンクを67周する事で勝敗を決する。