セバスチャン・ベッテル「更に大きなギャップを築けるだけの余裕があった」
F1第11戦ドイツGP初日プラクティスを2番手で締め括ったスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、後続のメルセデスに対して更に大きなギャップを築けるだけの余裕があったとの考えを示した。
宿敵メルセデスは、今週末のレースでワークス参戦200戦目の節目を祝う予定だが、金曜日のホッケンハイムではフェラーリ勢が躍進。2セッション連続で”ホワイトアロー”に差をつけ1-2体制を築いた。だがベッテルは、今週末のSF90には更に多くのポテンシャルが秘められていると感じている。
「僕としては、もっと速く走れるだけのかなりのマージンがあると思ってる」とベッテル。「今シーズンのクルマはアップダウンがあるけど、今日は本当に感触が良く、僕としてはかなり満足している。この勢いを明日も継続できると良いんだけど」
熱波の影響が直撃した金曜日は気温が35度以上にまで上昇。特異なコンディションであったが、土曜以降は雨の予報が出ており、気温も大幅に下る見通しとなっており、フェラーリが好調をキープできるかどうかは未知数だ。
メルセデスとの差を余裕で広げられる状況だった
セバスチャン・ベッテルFP2: 2位, FP1: 1位
今日の成り行きには満足してる。最初のセッションでミディアムタイヤを履いて走行していた時に赤旗が出てしまい、少しタイムをロスしてしまったから、リズムを見つけるのに少し時間がかかったけど、概ねポジティブな一日だったと思う。
他の連中がどんな内容のプログラムをやっていたのか分からないし、暑さから守るためにどの位エンジンのマップを抑えていたのかも分からないから何とも言えない部分はあるけど、総じて前向きな日だった。
このコンディションでのクルマのマネジメント方法を理解できたから、日曜日もこんな感じの天気だと良いんだけどな。最適なセットアップを見出すために必要なプログラムは全部消化できたしね。明日は路面も天気も大きく変わるみたいだけど、今日の勢いを維持しなきゃね。
初日をトップで締め括ったのはシャルル・ルクレール。2番手にはセバスチャン・ベッテルが続きフェラーリが1-2体制を築いた。3番手には0.146秒遅れでメルセデスのルイス・ハミルトンが続いた。
2019年F1ドイツグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間7月27日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってホッケンハイムリンクで開催される。