
“鈴鹿&日本愛”が止まらない「唯一無二!」ガスリーとドゥーハン、屈指の難コースで今季初入賞へ
スーパーフォーミュラ参戦経験もあり、日本のファンとの再会を心待ちにするピエール・ガスリーと、日本食や文化をこよなく愛し、F1マシンでの鈴鹿初走行に胸を躍らせるジャック・ドゥーハン。アルピーヌのドライバーが、2025年F1第3戦GPに向けた意気込みを語った。
ガスリー:「日本のファンは唯一無二」
ガスリーにとって、今回の鈴鹿での日本GPは通算7回目の出場となる。開幕2戦は厳しい内容となり、第2戦中国GPでは技術規定違反により失格処分を受けたが、マシンのポテンシャルは決して低くはない。唯一の無得点チーム、アルピーヌの一員として、日本での巻き返しに強い意欲を見せる。
「開幕2戦はチャンスがありながらも難しい展開になってしまったけど、またこうしてレースに戻れるのが楽しみだ。今年最初のトリプルヘッダーの幕開けでもあるからね」とガスリーは語る。
「技術的な違反により上海で失格処分を受けたのは、もちろん悔しかった。しかもトップ10に迫るパフォーマンスがあっただけになおさらだよ。ただ、次は日本だ。スーパーフォーミュラ時代からよく知っていて大好きな国だし、今週末はなんとか挽回したい」
「鈴鹿はF1屈指の名サーキットで、セクター1の“S字”は、シーズンを通して見ても最高のコンビネーション・コーナーのひとつだ。高速でテクニカルなこのセクションは、クルマとドライバーの能力が本当に試される」
「それに、日本のファンは世界でも唯一無二の存在だ。だからこそ、このグランプリは一層、特別なものになるんだ」
ドゥーハン:「日本食や文化の大ファン」
F1デビュー4戦目を迎えるドゥーハンにとって、鈴鹿は初の挑戦となる。F3アジア時代にレース経験はあるが、F1マシンでの走行は今回が初。にも拘らず、アルピーヌはFP1セッションをアルピーヌのテスト兼リザーブドライバー、平川亮に与えた。
鈴鹿というサーキットを乗りこなすのは、角田裕毅のような経験豊富なドライバーにとってさえ、決して簡単なことではない。ましてや、まだF1出走3戦目のドゥーハンにとってはなおさらだ。
シーズン序盤のこの重要な時期に、それも鈴鹿のような難コースで貴重な走行時間を失うのは大きな痛手だ。鈴鹿では、予選へと至る全てのラップを通して徐々に自信を積み上げていくことがドライバーにとって極めて重要だからだ。
チーム内にはかねてより、フランコ・コラピントとドゥーハンを交代させようと画策している者がいるという見方も根強く、今回の判断にはフラビオ・ブリアトーレの影があるのではないか―そう疑う声もある。それでもドゥーハンは難関鈴鹿への挑戦に胸を躍らせている。
「開幕2戦が厳しい内容だったぶん、チームとして立て直す時間が取れたこの1週間はすごく良かった。過去2戦の振り返りと、日本から始まるトリプルヘッダーへの準備を兼ねて、ピエールと一緒にファクトリーで過ごしたんだ」とドゥーハンは語る。
「東京に立ち寄って、日本食や文化に触れるのも毎回楽しみにしている。僕は日本の食べ物や文化の大ファンなんだ」
「鈴鹿は、僕が特に大好きなサーキットのひとつだ。F3アジアでは走ったことがあるけど、F1マシンで走るのは今回が初めてだ。速度もリスクも高まるし、これまでとは全く違う経験になると思う。リターンもその分、大きいけどね」
「実際にクルマに乗り込むのはFP2からだ。最初のプラクティスはリョーが担当するからね。彼は鈴鹿での走行経験が豊富だから、週末に向けてその知識をチームのために活かしてくれると思う」
「今週末の目標は、3日間のセッションを最大限に活かして、チームにとってポイントを持ち帰ることだ」