ヘッドホンを耳に当てモニターを見つめるストフェル・バンドーン
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バンドーン、自宅でルマンを観戦しアロンソを応援「トヨタに相応しい勝利」

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マクラーレンのストフェル・バンドーンは、6月22日金曜から始まる第8戦F1フランスGPを直前に控え、レースに向けた意気込みと、チームメイトであるフェルナンド・アロンソのルマン24時間レース優勝についての感想を語った。

アロンソは8号車トヨタ・ガズーレーシングから伝統の耐久レースに参戦。388周目を走破し7号車と共に1-2フィニッシュを決め、トリプルクラウン2冠を達成した。

ルマン制覇はトヨタとアロンソに相応しい

ストフェル・バンドーン

ポール・リカール・サーキットでは長い間F1のレースが行われていないけど、僕はこのトラックを走った事のある数少ないドライバーの一人なんだ。2016年にピレリのタイヤテストで走ったんだけど、それは最高の経験だったよ。フォーミュラ・ルノー時代にはここでレースもしてるんだ。

ポール・リカールは、かなり近代化されていて素晴らしいコースだと思う。きっと素晴らしいレースになるんじゃないかな。高速と低速のセクションが組み合わされたテクニカルなサーキットで、シーニュ(ターン10、高速コーナー)のようなコーナーはメチャクチャ挑戦しがいがあるし、走っていて本当に楽しいんだ。オーバーテイクの余地も十分にあるから、順位変動が大きい戦いになる事を願ってるよ。

今回は近代F1マシンでの最初のレースって事もあって、ポール・リカールに行くのを本当に楽しみにしてる。きっと週末を通して素晴らしい雰囲気が溢れるはずさ。新しい街に訪れるのもワクワクするし、僕らのパッケージがこの新しいトラックでどんなパフォーマンスを見せてくれるのかも楽しみだね。僕らにとっては未知の領域だけど、今回の挑戦を楽しみにしてるし、過去数戦の結果を上回れる事を祈ってる。

フェルナンドにはルマンでの優勝のお祝いを言わなきゃね。自宅で最後の数時間を観戦してたんだけど、最後まで何もアクシデントが起こりませんようにって祈ってたよ。フェルナンドが周到に準備を重ねていたのを知っていたからね。トヨタに相応しい勝利だったと思う。


フランスGPの舞台となるのは、マルセイユ近郊のポール・リカール・サーキット。同コースで最後にF1が開催されたのは1990年。今年28年ぶりにカレンダーに復活した。2000年代にはテスト専用コースとしてリニューアル。F1から市販車まで、幅広い車がここでテストを行った。競技用サーキットに復帰したのは2009年。観客席などが新設された。

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