電話をかけるレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド
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「オーバーテイクのチャンスあり」とリカルド、強風によるスリップ効果を期待 / Red Bull

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6月22日金曜から始まる第8戦F1フランスGPを直前に控え、アストンマーチン・レッドブル・レーシング(Aston Martin Red Bull Racing)のダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが抱負を語った。舞台となるのはマルセイユ近郊のポール・リカール・サーキット。今年28年ぶりにカレンダーに復活する。

F1フランスGPに向けて

ダニエル・リカルド強風によるスリップ効果を期待

ポール・リカールでレースした事はあるけど、当時と比べて今このコースがどんな風になってるのかよく分からないんだよね。ここ2戦で走ったモナコとモントリオールは壁が近いリスキーなコースだったけど、ここはかなり開けているからその点では多少リラックスできそうだよ。でもレースが面白くなれば、そうも言ってられなくなりそうだね。

ここは何本かテクニカルなロングコーナーがあるんだけど、大抵こういう場所は楽しくないんだよね。でも同時にチャレンジングでもあるから、上手く走り抜ければ楽しさを理解できたりする。それと、このトラックだと様々なドライビングアプローチやテクニックが使えるから、その点は面白そうだよね。風が強くなる可能性もあるから、バック・ストレートでスリップストリームの効果が期待できるし、オーバーテイクのチャンスが広がりそうだ。

カレンダーにフランスGPが戻ってきてくれて最高さ。フランスだけでなく世界中のファンにとって良いレースになる事を祈ってるよ。この3連戦はフランス語圏でのレースになるわけだから、たぶんレースが終わった後はフランス語がペラペラになってるはずだよ!メルシー ボクー、アンシャンテ(フランス語で「どうもありがとう、初めまして」)

マックス・フェルスタッペンパワー重視のサーキット

ポール・リカールでレースするのは今回が初めてなんだ。僕にとっては未経験のサーキットだね。以前ウェットコンディションのためのテストをやった事はあるんだけど、同じコーナーを幾つか走っただけだったし、その後レイアウトがちょっと変わってるから、初めてって言って良いと思うよ。

新しいサーキットは毎回チャレンジングだし、楽しみだよ。殆どのドライバーにとっては今回が初走行だろうね。走った事があるのは、下位カテゴリーで走ってた若手だけじゃないかな。僕は走ってないけど、同世代の皆は走った事があるみたいだね。

母国オランダにかなり近いし週末が楽しみだよ。フランスにはファンがたくさんいるから、ここでレースが出来るのは素晴らしい事だと思う。ポール・リカールはロング・ストレートがあるからパワー重視のコースだけど、僕らが強みを発揮できるようなコーナーも幾つかある。とは言えまだ何も分からないから、実際に自分の目で見て確認してみなきゃね。


ポール・リカール・サーキットで最後にF1が開催されたのは1990年にまで遡る。2000年代に入るとテスト専用コースとしてリニューアルされ、F1から市販車まで幅広いジャンルの車がここでテストを重ねた。競技用サーキットに復帰したのは2009年。過去のデータがないため、全チームは手探りで週末をスタートさせる事になる。

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