1991年から90年までF1グランプリが開催されたポール・リカール・サーキットcopyright circuitpaulricard

ポール・リカール・サーキット

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サーキットデータ

名前
ポール・リカール・サーキット
所在国
フランス
設立年
1970年
デザイン
ヘルマン・ティルケ(2002年改修)
コース全長
5,842m | 15コーナー
収容人数
65,000人
レコード
1分39秒.914 ケケ・ロズベルグ/1985年/ウィリアムズ・ホンダ
@PaulRicardTrack
@CircuitPaulRicard
WEBサイト
www.circuitpaulricard.com

ポール・リカール・サーキットは、フランス・マルセイユ近郊のル・キャステレ村にあるサーキット。1970年に設立され、1990年までのおよそ20年間に渡ってF1フランスGPの舞台となった。名前の由来は、世界第4位の仏酒造メーカー”ペルノ・リカール”創業者ポール・リカール。

2016年12月、2018年シーズンよりF1に復帰する事が発表され、10年ぶりにフランスGPが復活することになった。契約は2022年までの5年間。ポール・リカールでのF1開催は、フェラーリのアラン・プロストが優勝した1990年以来28年ぶりとなる。

コースレイアウト

F1グランプリで使用されるのは、1.8kmのミストラス・ストレートの途中にシケインを設けた全長5.842kmのレイアウト。これは欧州最長のストレートの一つとなっており、設立当初のオリジナルのコースレイアウトに近い。低速セクションがあるものの、基本的にはストップ・アンド・ゴーの特徴を有する。

ポール・リカール・サーキットのコースレイアウト図

18年のカレンダー復帰に際しては、超ロングストレートのハイスピード・レイアウトを望む声が多かったが、FIAはエンジンへの負荷を考慮し、8及び9コーナーから構成されるシケイン導入を決めた。とは言え、シミュレーションによれば8コーナー手前での速度は時速340kmに達するとされており、ブレーキング勝負でのオーバーテイクが期待されている。

2017年のELMS 4時間耐久、ポール・リカール・サーキットにて
© Morgan Mathurin

青と赤のコントラストが美しいポール・リカール・サーキット
© circuitpaulricard、青と赤のコントラストが美しい

テスト専用ハイテクサーキット

1999年を最後にロードレース世界選手権(現MotoGP)の舞台から退いたポール・リカールは、当時F1トップを務めていたバーニー・エクレストンの関連企業エクセリス社によって買収され、以降テスト専用サーキットの道を歩む。

2002年にヘルマン・ティルケの設計によって改修され「ハイテク・テスト・トラック」という名称に変更。全167通りものレイアウトを備え、マシン開発やレース競技に合わせて最短826mから最長5,861mまで変幻自在のレイアウトを可能にした。同年トヨタは、ポール・リカールをトヨタF1の前線基地と位置づけ、エクセリス社と提携した。

ポール・リカール・サーキットの自動給水システム
© B. Asset

F1から市販車まで、幅広い車のテストに最適化された新しいコースは「ウルトラ・リファイン・ウォーター・システム」と呼ばれる人工ウェットコンディション再現装置や、高強度コンクリート及びポリエステル溝による高排水システム等を備える。自動給水システムには雨水を再利用している。

ポール・リカールを走るフェラーリF1マシン
© circuitpaulricard

レース競技用サーキットに復帰したのは2009年、4400席のグランドスタンド席を新設するなどして1万人の観客を収容できるように再改修された。以降、ヨーロピアン・ル・マン(ELMS)やブランパンGT、FIA WTCC等の開催コースに採用され、コース名称を「サーキット・ポール・リカール」に戻した。

ポール・リカール・サーキット
© Morgan Mathurin