アロンソ、ルマン優勝の興奮冷めやらぬままポール・リカールへ直行
6月22日金曜から始まる第8戦F1フランスGPを直前に控え、マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソがポール・リカール・サーキットへの印象とレースに向けての抱負を語った。2018年ルマン24時間レースで優勝を飾りトリプルクラウン2冠を達成したフェルナンド・アロンソは、仏ルマンからポール・リカールへと直行。興奮冷めやらぬままにF1へとカムバックする。
F1フランスGPに向けて
フェルナンド・アロンソ
新しいトラックをドライブする機会はそう多くはない。ポール・リカール・サーキットは新しい上に偉大な歴史を持っている。ルマン24時間レースを終えてそのままフランスに滞在し、直接ポール・リカールへと向かうのは最高だね。ルマンでの勝利は今でも夢のようだよ。本当に信じられない位素晴らしい一週間だった。ようやく気持ちも落ち着いてきたし、今はまたF1マシンに乗り込みレースが出来ることを楽しみにしている。
F1マシンに乗ってポール・リカールでレースをした事はないけど、数年か前にテストで走った事はあるから、改修後の新しいサーキットの構成は見たことがあるんだ。ここは最高のトラックになるポテンシャルを秘めていると思うよ。ゼロからコース特性を学ばなきゃならないのは皆同じだし、新しい会場に行くのはいつだってエキサイティングだね。
現在知り得ている知識から言えば、今回はマシンにとってもドライバーにとっても厳しいレースとなるはずだ。クルマをセットアップするには、技術的に厄介な課題がある。幾らかオーバーテイクのチャンスがありそうだから、うまくいけば楽しいレースになるんじゃないかな。ここ数戦は残念な結果に終わっているから、フランスGPではポジティブなリザルトが得られる事を祈るよ。
フランスGPの舞台となるのは、マルセイユ近郊のポール・リカール・サーキット。同コースで最後にF1が開催されたのは1990年。今年28年ぶりにカレンダーに復活した。2000年代にはテスト専用コースとしてリニューアル。F1から市販車まで、幅広い車がここでテストを行った。競技用サーキットに復帰したのは2009年。観客席などが新設された。