フォース・インディアVJM11に乗り込むセルジオ・ペレス
copyright Force India

フォース・インディア、ポイント獲得に強い自信「あらゆるコースでトップ10を狙える」

  • Published:

6月22日金曜から始まる第8戦F1フランスGPを直前に控え、フォース・インディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコンが抱負を語った。二人は共に、VJM11とポール・リカール・サーキットとの相性は良いと強調。ペレスに至っては余程自信があるのだろう、「今のマシンには、どんなサーキットであっても入賞できるだけの速さがある」と語る。

ポール・リカールは所謂ストップ・アンド・ゴー型のコースで、低速コーナーが3本のロングストレートを繋ぐレイアウトを持つ。母国レースとなるオコンは、この手のサーキットではメカニカルグリップが重要だと指摘。チームはグリップを引き出すセットアップに長けており、地元ファンの前で良い結果が残せるはずと意気込む。

F1フランスGPに向けて

セルジオ・ペレスVJM11は何処でも入賞可能な速さを持つ

ここ2戦連続でポイントが獲得出来ていないのはガッカリだよ。スピードはあったけど運がなかったんだ。これから始まる3連戦では、その穴を埋められるチャンスがあるはずだ。僕らには現時点でどのコースであってもポイントを狙えるだけのマシンがあると思う。ここのところ幾らか改善を果たしているし、常々言ってるように、このチームはシーズン中に開発を進めるのが得意なんだ。

新しいグランプリに行くのは、いつだって特別だよね。これまでとは違う挑戦になるわけで良い変化だと思う。F3とGP2時代にテストでポール・リカールに来た事があるんだけど、レースをした事はないんだよね。素晴らしい会場だった事を覚えてるよ。ランオフエリアが広大なんだ。どんなレイアウトだったかを思い出すために、最近何本かビデオを見たよ。ここはトップスピードが重要で、かなり速くなるのは間違いないねだろうね。僕らは強いと思うよ。

エステバン・オコンコースとマシンとの相性は抜群

母国の観衆の前でレースをするのが長年の夢だったんだけど、遂にその夢が叶う時が来た。フランスでレースが開催されるってニュースは、去年一番の知らせだったよ。本当に楽しみにしてるんだ。フランスGPの復活に携わった全ての人々の功績を誇りに思ってる。イベントが成功することを願ってるよ。

キャリアの初期にポール・リカールでレースをした事があるんだ。シングルシーターでの初勝利がポール・リカールだったんだよ。2013年の事だね。この場所には素晴らしい思い出があるし、今週末はこの思い出にまた一つ成功を付け加えたいね。ジュニアカテゴリー時代に経験してるから、F1マシンでの新しいサーキットとは言え、慣れるのは幾らか容易いと思う。かなり早い段階でリズムを掴めるんじゃないかな。

僕らは直前のモナコとカナダで良いペースを示していたし、フランスでも同じ様に速さがあることを願ってる。データ上ではこのトラックは僕らにマッチしてる。ロングストレートがあって何個か低速のコーナーがあるわけだけど、僕らはマシンのメカニカルグリップをかなり上手く引き出せているからね。誰にとっても初めてのトラックだけど、僕らはセットアップを迅速に見つけるのが得意だから、あまり心配はしていないよ。

ホームレースの僕にとっては忙しい一週間になると思うけど、一旦クルマに乗り込んでしまえば他のグランプリと変わらないし、トラックに集中するだけさ。


フランスGPの舞台となるのは、マルセイユ近郊のポール・リカール・サーキット。同コースで最後にF1が開催されたのは1990年。今年28年ぶりにカレンダーに復活した。2000年代にはテスト専用コースとしてリニューアル。F1から市販車まで、幅広い車がここでテストを行った。競技用サーキットに復帰したのは2009年。観客席などが新設された。

F1フランスGP特集