ポール・リカール・サーキットを周回するレッドブル・ホンダRB16Bのリア、2021年6月18日F1フランスGPフリー走行2にて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

フェルスタッペン、初日最速締め…フェラーリとアルピーヌの前進で中団は大接戦の様相 / F1フランスGP《FP2》結果とダイジェスト

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2021 F1第7戦フランスGP金曜2回目のフリー走行が現地6月18日に開催され、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがFP1最速のメルセデス勢を抑えてトップタイムを記録した。

第3セクターまでソフトタイヤを保たせる事が出来ないマシンが散見される中、ドライバーズランキングを牽引するオランダ人ドライバーは、セッション中盤にソフトタイヤを履いて第1・3セクターで全体ベストを刻み、1分32秒872のファステストをマークした。

バクーでの悲惨な週末を経て懸命に巻き返さんとするバルテリ・ボッタス(メルセデス)は、ソフトでの計測は自己ベストに届かなかったものの、ミディアムでのアタックでフェルスタッペンに1000分の8秒差の2番手に付け、チームメイトのルイス・ハミルトンを0.245秒差で3番手に抑えた。

なお前戦ウィナーでフェルスタッペンの僚友であるセルジオ・ペレスは、ソフトでのラップをまとめ切れず12番手に沈んだものの、ミディアムでのロングランペースでチームメイトやハミルトンを上回るフィールド最速を記録。2連勝に向けて抜かりはない。

ポール・リカール・サーキットを周回するアルピーヌA521のフェルナンド・アロンソとエステバン・オコン、2021年6月18日F1フランスGPフリー走行2にて

ミッドフィールドではアルピーヌとフェラーリが大きな前進を果たした。

母国レースを迎えたアルピーヌ勢は好調だったFP1よりも更にスピードを上げ、フェルナンド・アロンソが3番手ハミルトンにコンマ2秒差と迫る4番手をマーク。週末に先立って3年の契約延長を手にしたエステバン・オコンも6番手に付けた。

車体から「Mission Winnow」を撤去し、AWSのロゴを掲げたマラネロのチームはFP1で共にトップ10圏外に沈んだものの、FP2ではシャルル・ルクレールが5番手、カルロス・サインツが8番手と飛躍した。

ライバル達が前進した事で、アルファタウリ・ホンダとマクラーレンはやや後退した。ピエール・ガスリーは7番手と底力を奮ったが、角田裕毅は13番手と圏外に転落。ランド・ノリスは辛うじて10番手にしがみついたが、ダニエル・リカルドは14番手にまで下がった。

とは言え6番手オコンから13番手角田裕毅までは僅か0.27秒という僅差で、ミッドフィールドフロントは大接戦の様相を呈している。キミ・ライコネンがミドルセクターで印象的な速さを発揮して9番手に付けるなど、アルファロメオも侮れない。

アルファロメオC41を駆るキミ・ライコネン、ポール・リカールサーキットで開催された2021年FIA-F1世界選手権第7戦フランスGPフリー走行2にてCourtesy Of Alfa Romeo Racing

アルファロメオC41を駆るキミ・ライコネン、ポール・リカールサーキットで開催された2021年FIA-F1世界選手権第7戦フランスGPフリー走行2にて

午前のFP1に引き続き午後の現地ル・カステレ村も晴天に恵まれ、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温27℃、路面47℃のドライコンディションでスタート。ソフトのアストンマーチン勢とハードを履くアロンソ及びルクレールを除く全車がミディアムタイヤでセッションを開始した。

アストンはベッテルが15番手、ランス・ストロールが16番手と冴えない結果に終わったが、純粋な1ラップペースの追求を諦めて、決勝レースを見据えたプログラムに集中しているように見える。

FP1ではターン2脇のソーセージ縁石について、メルセデスのスポーティング・ディレクターを務めるロン・メドウズがFIAレースディレクターのマイケル・マシに不満を訴えていたものの、撤去される事はなく同じ状況でセッションが行われた。

FP2ではフェルスタッペンが悪名高きその縁石の餌食となり、車体の一部を破損した事でデブリ回収のためにバーチャル・セーフティーカーが導入された。

ライバルに見られたくない秘密があるのだろう。ガレージへと戻りフロントウイングの交換を行なう際、クルーは壁となって前を塞ぎ、スポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーはデブリを返却するようFIAに申し入れた。

フィールド後方はウィリアムズとハースの争いとなった。

FP1のロイ・ニッサニーに代わってFW43Bをドライブしたジョージ・ラッセルは、チームメイトのニコラス・ラティフィを1000分の65秒という僅差で交わして17番手に付けた。

ハース勢はミック・シューマッハが19番手、FP1の角田裕毅と同じように最終ターン15でトラクションをかけた際にスピンを喫したニキータ・マゼピンは20番手とウィリアムズの後塵を拝したが、その差はコンマ2秒ほどだった。

2021年F1第7戦フランスグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間6月19日(土)19時から1時間の日程で開催される。

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:32.872 21
2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:32.880 +0.008 27
3 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:33.125 +0.253 23
4 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ・ルノー 1:33.340 +0.468 25
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:33.550 +0.678 23
6 31 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:33.685 +0.813 23
7 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1:33.696 +0.824 25
8 55 カルロス・サインツ フェラーリ 1:33.698 +0.826 24
9 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 1:33.786 +0.914 26
10 4 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:33.822 +0.950 24
11 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 1:33.831 +0.959 23
12 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ 1:33.921 +1.049 24
13 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1:33.955 +1.083 25
14 3 ダニエル・リカルド マクラーレン・メルセデス 1:34.079 +1.207 24
15 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーチン・メルセデス 1:34.447 +1.575 25
16 18 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:34.632 +1.760 24
17 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:35.266 +2.394 25
18 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 1:35.331 +2.459 25
19 47 ミック・シューマッハ ハース・フェラーリ 1:35.512 +2.640 24
20 9 ニキータ・マゼピン ハース・フェラーリ 1:35.551 +2.679 23

コンディション

天気
晴れ
気温
27℃
路面温度
47℃

セッション概要

グランプリ名
F1フランスGP
セッション種別
フリー走行2
セッション開始日時

サーキット

名称
ポール・リカール・サーキット
設立
1970年
全長
5842m
コーナー数
15
周回方向
時計回り

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