ハースのニキータ・マゼピン、2021年11月20日F1カタールGPフリー走行3にて
Courtesy Of Haas

元F1ドライバーのマゼピンの父、イタリア当局が指名手配…押収船舶消える

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イタリア国内の複数の報道によると、元ハースF1ドライバーのニキータ・マゼピンの父ドミトリー・マゼピンが、サルデーニャ島の港から姿を消した2隻のクルーザーの件で当局に指名手配された。

かつてハースの事実上の冠スポンサーを務めていた窒素肥料大手ウラルケム社のオーナー兼CEOであるドミトリー・マゼピンは昨年3月、息子ニキータと共に欧州連合(EU)の制裁リストに載った。

これはウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアへの追加制裁としてEU域内の資産凍結や渡航禁止措置の対象者をまとめたものだ。新興財閥「オリガルヒ」の一員に数えられるドミトリー・マゼピンはウラジーミル・プーチン大統領に「最も近い」人物の一人とされる。

制裁措置に基づきイタリア政府は直ちにマゼピンの資産を凍結した。だが、所有者立証のために押収されていたドミトリー・マゼピン所有の2隻の船舶が昨夏、行方不明となったという。

サルデーニャ島北東部の都市、オルビアの警察の調べによると、2隻の船はイタリア北部のサヴォーナ港へと向かい、その後トルコへと向かったものの、現在の所在はドミトリー・マゼピン共々不明だという。

当局の調査によるとドミトリー・マゼピンは、海外企業を間に挟んでサルデーニャ人の船長を雇い、港からヨットを運び出したとされる。

仲介した会社と船長は共に最高50万ユーロの罰金に処されたとの事で、ドミトリー・マゼピンも同じ処分を受ける可能性があるという。