2020年11月09日、トルコのイスタンブールで開催されたレッドブル・イスタンブールのショーランで、スルタンアフメット広場を走行するレッドブル・レーシングRB7
Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1:無期延期のトルコGPが復活、日本GPの予定通りの開催を前提

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F1は第8戦シュタイアーマルクGPの初日を迎えた2021年6月25日(金)、トルコGPが今シーズンのカレンダーに復帰することを発表した。イスタンブール・パークでのレースは、当初シンガポールGPが開催される予定であった10月初旬に開催される。

トルコGPは渡航制限のために中止を余儀なくされたカナダに代わってF1カレンダーに復活したものの、F1チームの大部分が拠点を置く英国政府がトルコをレッドリスト国に追加した事から先月、無期延期が発表された。

復活したトルコGPはフライアウェイ3連戦の2戦目として10月1日-3日に開催される。これはその前後に予定されているロシアGPと日本GPの開催を前提としてスケジュール調整された結果だ。

F1は声明の中で「今シーズンはこれまでに44,000件以上の検査を実施し、27件の陽性反応が出ているがその割合は0.06%で殆どがシーズン序盤に発生したものであり、我々は今シーズンも厳しい安全対策のもと安全に世界を転戦している。更にF1コミュニティの大部分は既にワクチンを接種しており、夏の終わりまでには全員が接種を終えるものと確信している。我々はF1関係者と訪問先のコミュニティの安全を守るために今後も活動を続けていく」と述べた。

フォーミュラ1のステファノ・ドメニカリ最高経営責任者(CEO)は「インターシティ・イスタンブール・パークの経営陣と、このイベントを実現するために個人的に尽力してくださったヴラル・アク氏に感謝したい。我々はこの困難な状況に上手く対処し続けており、多くの場所からグランプリ開催の希望が寄せられている。今後も全てのプロモーターと緊密に協力していく」と語った。

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