扉開くか? F1、マイアミGPでアンドレッティとの会合を計画…新規参戦を巡り
アンドレッティ・キャデラックを率いるマイケル・アンドレッティは、F1第6戦マイアミGPの週末に、フォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)の首脳陣らと会合し、2026年からの新規参戦について話し合うようだ。
国際自動車連盟(FIA)が承認した一方、FOMは2026年からの新規参戦を認めない決定を下したが、アンドレッティはそれにも関わらず英国シルバーストンにファクトリーを設立し、新たに60名を雇用すべく採用活動を開始した。
これには空力開発や機械設計のリーダーなどの重要な技術職が含まれている。
独「Motorsport Total」によると、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでの週末にF1首脳陣はアンドレッティと話し合いの場を持つ予定で、結果如何によってはF1参入の可能性を開く重要な機会になり得るという。
マイケルの父で1978年のF1ワールドチャンピオンであるマリオ・アンドレッティは、F1側が「アンドレッティ」の名前に大した価値はなく、また、競争力を発揮できるとは考えられないと指摘した事に「気分を害した」と憤りを示す一方、未だにF1首脳陣らとの会談が「一度だけ」に留まっている事を「問題だ」と述べ、2回目の会合に強い意欲を示している。
マリオ・アンドレッティはAP通信とのインタビューの中で「彼らとの会談は一度だけだ。これは問題だ。もっと話し合いを重ねるべきだ。だからこそ、次の会談を心から歓迎する」と語った。
「途中で逃したチャンスも幾つかあったが、後ろを向くのではなく前を向かなければならない。我々は目標に向けて決して努力を止めたりはしない。だから私は希望を持ち続けている」
「我々の取り組みは順調に進んでおり、ご覧のとおり、ただ話しているではなく、シルバーストンに本拠を構えたように、基盤を築いている」
「我々は『あなた方が我々に求めることは何でもやるつもりだ』と言おうとしているのに、彼らはまだ具体的に何も話してくれていない。『あなた方には出てほしくない、恥をかかせたくない』といった幾つかの言い訳を除いてね」
「だが我々は自分達を恥じるつもりはないし、事実としてゼネラルモーターズはこのプロジェクトに大いに意欲を持っている事を明らかにして、長期的にコミットしていくつもりだ。これ以上、何をすれば良いのか分からない」