英国シルバーストンのファクトリー竣工式に参加するマイケル・アンドレッティ、マリオ・アンドレッティを含むアンドレッティ・グローバルの面々、2024年4月10日
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アンドレッティ、F1参戦に向け英国ファクトリー竣工「ノーとは言えなくなる」承認却下を経て更に外堀を埋める

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F1への新規参戦を目指すアンドレッティ・グローバルは英国現地2024年4月10日(水)、イギリスのシルバーストンに新たなファクトリーが完成した事を受け、翌日のオープンに先立ち竣工記念式典を行った。

標準的な400メートルトラックの内側部分に相当する約4,500平方メートルのビルには、製造関連(パターン、モデル、機械工房)、ADM(3Dプリンティング)、エレクトロニクス、研究開発、その他のオフィスや会議施設が設けられる。

最終的には隣接する約6500平方メートルの建物もアンドレッティの所有となる予定で、まずは120名の従業員が新たな施設で業務を開始する。

アンドレッティのF1プロジェクトはこれまで、シルバーストンの仮オフィスと米国インディアナ州のファクトリー、およびノースカロライナ州のGMテックセンターで分担して進められてきた。

アンドレッティはGM傘下のキャデラックとの提携を経て、昨年10月にFIAから2025年または2026年のF1参戦に向けて承認を得たものの、翌年の1月にフォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)は、チームの競争力を疑問視し、またF1に付加価値をもたらすとは思えない等として、これを却下した。

計画が完全に宙に浮いた状態だが、アンドレッティはキャデラックとの提携、そしてキャデラックのF1パワーユニット・サプライヤー登録に続きファクトリーを完成させ、更に外堀を埋めた格好だ。

マイケル・アンドレッティは英「Sky Sports」とのインタビューの中で、水面下でFOMとの対話が続けられている事を明かし、「関係者に対して多くをもたらそうとしている事を示すつもりだ」と語った。

また、GMの関与の重要性を強調して「それがどれだけ大きなことなのか、まだ理解されていないと思う。我々が真に何を目指しているのかが理解されれば、彼らはノーとは言えなくなると思う」と付け加えた。