
F1バーレーンGP:予選2・4位のラッセルとアントネッリを召喚―ピット規定違反の疑いで
2025年F1第4戦バーレーンGP予選後、ピットレーンにおける規定違反の疑いがあるとしてスチュワードは、メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリを召喚した。現地時間21時20分より、両ドライバーとチーム代表者を交えた聴聞会が実施される。
問題とされているのは、予選Q2中にエステバン・オコン(ハース)がクラッシュしたことにより赤旗が提示された後、メルセデスの2台がセッション再開時刻の正式通知前にファストレーンへ進入した行為だ。
FIAレースディレクターのルイ・マルケスは、全チームに対し「フリー走行または予選が中断された場合、再開時刻が公式メッセージングシステムを通じて明示されるまで、クルマをファストレーンに進入させてはならない」とする明確な通達を発していた。
ラッセルはこの日の予選で2番手を、ルーキーのアントネッリはキャリア最高位となる4番手を記録。メルセデスは週末を通じた好調を維持したが、今回の件はルールの確認と遵守、そしてピットオペレーションという点において、メルセデスの組織運用の甘さを浮き彫りにする格好となった。