2018年第三戦F1中国GP初日金曜の1回目のフリー走行が13日金曜に行われた。舞台は1.175kmの超ロングストレートを持つ上海インターナショナル・サーキット。週末最初の練習セッションは気温19℃、路面温度20℃と肌寒く、時折小雨が落ちた。

ホームストレート右側方向から吹き付ける強い風がラップタイムに大きな影響を与え、マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトンといった普段はあまりスピンしないドライバー達がマシンを滑らせるシーンも見られる等、難しいセッションとなった。

トップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン、ソフトタイヤで1分33秒999を記録した。2番手にはフェラーリのキミ・ライコネン、好調ながらもツキのないグリッド最年長、ウルトラソフトタイヤを履き、3戦目の中国でも速さをみせた。3番手には僚友と同じくソフトを履いたバルテリ・ボッタス、新しいリアウイングをテストしたメルセデス勢が順調な滑り出しをみせた。

上位3台に続いたのは、悪い流れが続くレッドブル勢。4番手にダニエル・リカルド、5番手にマックス・フェルスタッペンが続いた。フェルスタッペンはアウトラップの最終コーナーでリアの制御を失いグラベルの餌食に。フラットスポットのできたウルトラソフトタイヤでトップから0.669秒遅れの自己ベストを記録した。

ようやく本領発揮か、中団勢最速のポテンシャルを垣間見せるハース勢が手堅くタイムを残した。ロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセンの両方がトップ10に名を連ねた。ハースに匹敵したのはルノー勢、カルロス・サインツが8番手、ニコ・ヒュルケンベルグが10番手という結果だった。ただし、ハース2台はウルトラソフト、一方のルノーはソフトでタイムを刻んでいる。

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前戦バーレーンで4位入賞の驚異的リザルトを残したトロロッソ・ホンダ勢。低ドラッグの最高速重視マシンがトップスピードを稼いだ。ピエール・ガスリーは11番手、セッション中にフロアの変更作業を行ったブレンドン・ハートレーは16番手と、堅実な形で週末をスタートさせた。両者ともにウルトラソフトは履かず、ソフトタイヤでのみのアタック。更なるタイムが期待される。

マクラーレン勢は再びトロロッソ・ホンダの後塵を拝した。共に最も柔らかいウルトラソフトを履いたもののフェルナンド・アロンソは12番手、ストフェル・バンドーン18番手と厳しい結果に終わった。フォース・インディアは唯一白色ミディアムタイヤで計測し、セルジオ・ペレスが13番手、エステバン・オコンが14番手につけた。

金曜二回目のフリー走行は、日本時間4月13日(金)15時から上海インターナショナル・サーキットで行われる。

2018年F1第3戦中国GPフリー走行1（FP1）リザルト

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