F1ブラジルGPで初表彰台を獲得したマクラーレンのカルロス・サインツと、そのチームメイトのランド・ノリス
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サインツ、第3戦中国でF1バーチャルGPデビュー…F2事故で重傷負ったコレアも参戦

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マクラーレンのカルロス・サインツが急遽、上海インターナショナル・サーキットで開催されるF1バーチャルGPに参戦する事が決まった。英国ウォーキングのチームはウィリアムズと並び、レギュラードライバー2名体制で公式シムレースに挑む。

サインツにとってF1バーチャルGPでステアリングを握るのは今回が初。現時点ではマクラーレンの2名のほかに、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、アントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のエントリーが発表されており、今回はF1グリッドの3分の1以上に相当する7名が参加する事になる。

アレックス・アルボンとファン・マヌエル・コレア、イギリス・ロンドンの病院にて
© juanmanuelcorrea_@Instagram

注目のドライバーの一人は、ジョビナッツィと共にアルファロメオを駆るファン・マヌエル・コレアだ。エクアドル系アメリカ人ドライバーは昨年、アルファロメオの若手育成プログラムに加わったものの、アントワーヌ・ユベールが事故死した昨年8月のFIA-F2選手権スパで重傷を負い、懸命のリハビリを続けてきた。

コレアもまたサインツと同じ様に、今回が初めての公式F1シムレース参加となるが、他のeスポーツイベントに何度か参戦している事もあり、バーチャルレースでの経験は豊富だ。

なおルクレールのチームメイトには、跳馬育成傘下のカラム・アイロットが加わる。アルファタウリ・ホンダはサッカー伊代表のチーロ・インモービレとレッドブルジュニアのリアム・ローソンを起用する。またルノーは、育成ドライバーの周冠宇とプロゴルファーのイアン・ポールターにステアリングを託す。

レースの模様は4月19日(日)日本時間26時より、F1公式サイトやYouTube、Twitch、Weibo、Facebookなどで1時間30分に渡って無料でストリーミング配信される。また日本においては、DAZNが翌20日(月)19時から日本語実況を付けて録画配信する。

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