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F1バーチャル中国GP、4月19日無料ライブ配信…6名の現役ドライバーが参戦

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4月19日(日)に開催されるF1 Esports Virtual Grand Prixの第3戦「F1バーチャル中国GP」に、6名の現役ドライバーが参戦する事が決定した。舞台となるのは、公認ゲーム「F1 2019」に収録されている”仮想”上海インターナショナル・サーキットだ。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でレース中止を強いられているF1は、その代替としてシムレースイベントを開催し、全世界のファンに向けて無料でストリーミング配信を行っている。今週末は本来、F1ハイネケン中国GP2020の公式戦が開催されるはずだった。

エントリーリストには、前回のデビュー戦で勝利を収めたシャルル・ルクレール(フェラーリ)の他、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、アントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、アレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)の名が記されている。

更に今回はサッカーのベルギー代表でレアル・マドリードのGKティボー・クルトワがレッドブルでバーチャルGPデビューを飾るほか、近日中に他の注目選手が発表される。

イベントは英国ロンドンにあるGフィニティeスポーツアリーナからライブ中継される。感染拡大防止のため、ドライバーはインターネット回線を使って遠隔から参加する。

ストリーミング配信は、4月19日(日)協定世界時17時、日本時間26時からF1公式サイトやYouTube、Twitch、Weibo、Facebookなどで1時間30分に渡って行われる。またイギリスではスカイスポーツ、アメリカではESPNが生中継する。日本ではDAZNが翌20日(月)19時から日本語実況を付け録画配信する。

この日は各ドライバーの最速タイムに基づいてグリッドが決まる予選と28周のレースが行われるほか、2020年シーズンの公式シムレースシリーズ「F1 Esports Series」の開幕戦が行われる。

2020年シーズンのF1-eスポーツには新たにプロリーグが導入される。これはF1世界選手権と同じポイント制度を採用した全22レースのオンラインチャンピオンシップで、ランキングの上位10名は直接グランドファイナルへと進出し、地域決勝を勝ち抜いてきた他のドライバーと競い合う。公式F1-eスポーツチームとの契約のチャンスが与えられるというわけだ。

プレシーズンイベントでは、2つのオンラインエキシビションレースが行われる。1つ目はモナコで開催されるオールスターレースで、2019年シーズンのトップレーサーたちがステアリングを握る。2つ目は上海インターナショナルサーキットで開催されるプロリーグのプレシーズンレースで、プロリーグチームがファンの前で自らの才能を披露する。

エキシビションレースはバーチャルGP開始1時間前に行われ、F1のYouTube、Twitch、Facebookの各公式チャンネルおよび、一部のテレビ放送局で配信される。

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