F1カナダGPの舞台と歴史を速攻でおさらい《グランプリ直前動画演習》
モナコと並びドライバーの腕が重視されるF1カナダGP。その舞台は、82年のベルギーGPで事故死した英雄の名を冠し”ジル・ビルヌーブ・サーキット”と呼ばれている。日本時間6月9日(金)23時からのフリー走行で幕を開ける2017年のF1カナダGPに先立って、公式が動画「Fast Facts」を公開した。動画を紹介しながら、F1カナダGPの舞台と歴史を速攻でおさらいしてみよう。
ジル・ビルヌーブ・サーキットは人工の島である”ノートルダム島”に作られている。島は、モントリオールの地下鉄建設の際に出た岩で作られた。
島には、リス科マーモット属のウッドチャックが多く見られ、時にはドライバー達を癒やすためにすごく近くにまでやってくる。
ルイス・ハミルトンとダニエル・リカルドはここで初勝利を挙げた6人のドライバーの中の2人である。後の4人は、ジル・ビルヌーブ、ティエリー・ブーツェン、ジャン・アレジ、そしてロバート・クビサだ。ビルヌーブは1978年にここで最初の優勝を果たしている。
2011年のカナダGPは、これまでに最もレース時間が長かったF1グランプリの舞台だ。4時間4分39秒54にも渡る決勝レースを制したのはジェンソン・バトンであった。この時バトンがリードラップを刻んだのは、最終ラップの僅か1周のみ。
現役ドライバーの中でカナダで勝っているのは4人。2005年にキミ・ライコネンが、2006年にフェルナンド・アロンソ、2013年にセバスチャン・ベッテル、2014年にダニエル・リカルドが勝利している。ハミルトンはここ2年連続カナダで優勝しており、通算5勝を挙げている。カナダでの最多優勝記録を保持しているのはミハエル・シューマッハ、通算7回の勝利を挙げている。