
2025年F1カナダGP《予選》ハイライト動画:因縁の二人が最前列、宙を舞ったアルボンのエンジンカバー
現地時間6月14日、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われた2025年FIA-F1世界選手権第10戦カナダGPの予選で、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が昨年に続き2年連続でポールポジションを獲得した。前戦でラッセルと接触したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2番手となりフロントロウに並ぶ。
角田裕毅(レッドブル)は11番手とQ2敗退に終わった。ただし、最終プラクティス中に赤旗下で他車を追い越したとして10グリッド降格ペナルティを受けるため、決勝は最後尾スタートとなる。
予選:ハイライト動画
Q1残り6分、バックストレートを走行中のアレックス・アルボン(ウィリアムズ)のエンジンカバーが突如破損。大量のデブリが飛散し、セッションは赤旗中断となった。ウィリアムズのメカニックは限られた時間でマシンを修復し、アルボンは最終的に10番グリッドを持ち帰った。
イモラでのアップグレード導入以降、好調を維持するアストンマーチンは、フェルナンド・アロンソが6番手の好結果を残した。一方で、ランス・ストロールは母国観衆が見守る前で18番手に終わった。
フリー走行3:ハイライト動画
選手権リーダーのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、最終シケイン出口で“チャンピオンズ・ウォール”に接触。右リアを損傷した。直後にはニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)も同地点でスピン。これに伴い赤旗が提示された。
フェラーリ勢が上位争いに加わり、シャルル・ルクレールが最速ランド・ノリス(マクラーレン)に0.078秒差の2番手、ルイス・ハミルトンも0.251秒差の4番手につけた。両者の間には、初日を最速で終えたラッセルが割って入った。
決勝レースは日本時間6月16日(日)27時にフォーメーションラップが開始され、1周4,361mのジル・ビルヌーブ・サーキットを70周する事でチャンピオンシップを争う。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。