インテルラゴス・サーキットを走行するフェラーリ勢、2019年F1ブラジルGP決勝レースにてcopyright Ferrari S.p.A.

フェラーリ、意地の張り合いで同士討ち…怒れるボス、謝罪するベッテルとルクレール / F1ブラジルGP《決勝》

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フェラーリのF1ブラジルGPは、センセーショナルな結末で幕を下ろした。チェッカーフラッグまで後6周というところで、シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルは、バックストレートで横並びとなり接触。ルクレールは右フロントを、ベッテルは左リアを壊した。

接触の直後、ベッテルは「パンクした!アイツは一体何をやってやがんだ!?」と激昂。それに続けて「パンクだ。すまない」とチームに語った後、母語のドイツ語で怒りを爆発させた。一方のルクレールも手を上げて抗議。激しい口調で放送禁止用語を連発した。

このクラッシュによって、両者は共にリタイヤ。一件は審議の対象となったものの、レーススチュワードはお咎めなしの裁定を下した。スチュワードはその理由について「いずれもが事故を回避するか、あるいは軽減できるチャンスがあった」と説明した。つまり、お互いが意地を張り合っていたから事故になったんだぞ、という事のようだ。

マティア・ビノット代表は一件について「単純に馬鹿げた動き。絶対にあってはならない事」だとした上で、「今、責任追求することは賢明ではない」と説明し、両者ともに反省すべきだと一喝した。

ルクレールは「十分にスペースは与えたが、セブがイン側に若干ねじ込んできて、その結果として接触した。お互い大人だから、水に流して前にすすめるはず。チームには心から申し訳なく思う」と語った。

対してベッテルは「右側に十分なスペースがなかった(だからルクレールがいるイン側に向かった)」と説明し、「最優先事項である完走を果たせずチームに申し訳ない」と語った。

フェラーリ:F1ブラジルGP決勝

セバスチャン・ベッテル決勝: DNF, グリッド: 2番手

端的に言えば、今日は良い結果が得られたはずなのに、レースを完走できなかった、そんな一日だった。2台共がポイント圏内を走行していたし、コース上とマラネロの両方でチーム全員が成し遂げてくれた仕事量を思うと、チームメイト同士での接触は残念としか言えない。

今日のマックス(フェルスタッペン)は手の届かない所にいたけど、僕のレースそのものは順調だった。今は気持ちを切り替えて、次のシーズン最終戦に集中し、可能な限り最高のリザルトが得られるように頑張るつもりだ。

シャルル・ルクレール決勝: DNF, グリッド: 2番手

こんな形で週末を終える事になってしまい本当に残念だ。今日の僕たちは速かったし、確実にポイントを稼げる状況であっただけに、チームに対して申し訳なく思う。

実際のところ、僕のレースはエキサイティングだった。中団からスタートして巻き返していくのは楽しかったし、レース展開も満足できるものだった。

何にせよ、これを教訓にして前に進み、最も良い形を見つけ出して共に仕事を続けていく事が必要だ。出来るだけ良い形でシーズンを締め括れるように、アブダビに集中したい。


11月17日(日)にインテルラゴス・サーキットで行われた2019年F1第20戦ブラジルグランプリ決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝を果たし、通算8勝目を上げた。

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