メルセデスのバルテリ・ボッタスとフェラーリのセバスチャン・ベッテル、2019年F1中国GP予選にて
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ベッテルのメルセデスF1移籍話を一蹴するボッタス「笑えるね!」

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メルセデスAMGの上層部はセバスチャン・ベッテルを2021年シーズンの候補者とは見なしていないとして、バルテリ・ボッタスは今季限りでスクーデリア・フェラーリを退団する4度のF1ワールドチャンピオンに関する憶測を一笑に付した。

シルバーアローの来季以降のシートは2席ともが未定となっており、チーム代表を務めるトト・ウォルフは現在のレギュラードライバーであるボッタスとルイス・ハミルトンに加えて、育成傘下のジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)を優先するとしているが、候補者リストの中にはベッテルの名も記されているとされる。

メルセデスでの5期目の契約を狙うフィンランド人ドライバーは、同郷の先輩キミ・ライコネンほどではないにしろ、あまり笑顔を見せることはないが、10日(水)放送のSky Sportsとのインタビューの中で次のように述べ、不敵な笑みを浮かべた。

「(今シーズンは)まだ一度もレースが行われていないのに、僕のシートを手に入れようとしている人達がいるだなんて話が出てるなんてホント面白いよ。思わず笑ってしまった(笑)」

ウォルフ代表は世界選手権王者がドライバーマーケットに出ている以上、検討しない理由はないとして、2021年のオプションとしてベッテルに言及することは単なる「リップサービスではない」と公言しているが、ボッタスは「皆がそんな事を気にする必要はない」と語る。

「チームとはこれまでずっと正直に話をしてきた。その時々の状況だとか、契約交渉の進展とかね。僕は彼らからセブの事は検討していないという率直なメッセージをもらったんだ。だから僕は気にしなくて良いって言ったんだ」

来季よりアストンマーチンを名乗るレーシングポイントのオトマー・サフナウアー代表は暗にシートに空きはないと説明しており、ボッタスが主張するようにメルセデス移籍の可能性がゼロなのであれば、ベッテルの現実的な選択肢は現役引退か一時休養、あるいはルノーのいずれかに絞られてくる。