F1バーレーンGP:角田裕毅を含む3名を召喚―競技規則違反の疑いで

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4月11日に行われた2025年F1バーレーンGPのFP1を経てスチュワードは、レッドブル・レーシングの角田裕毅とウィリアムズのアレックス・アルボン、そしてアルボンの僚友であるルーク・ブラウニングを召喚した。

角田は現地時間15時3分、ピットレーンでアルボンに進路を塞がれ、ファストレーンを離れてアルボンを追い抜いた。アルボンは無線を通してすぐに「ごめん」と謝罪した。スチュワードは、角田がFIA国際競技規則付則L章 第IV章 第5条 b)に違反した疑いがあるとして、現地16時15分より聴聞会を行うと通達した。

ヴィタントニオ・リウッツィを含む4名の競技審判団が問題視しているのは、角田がピットレーンでアルボンを追い抜いた行為だ。現時点において一件は、アルボンが角田の前方でファストレーンに進入したことによって、やむを得ず生じたケースであるとは見なされていないようだ。

なお規則では、ファストレーンを走行するクルマは、ワーキングレーンから合流するクルマよりも優先されると定められている。

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一方で、アルボン自身も別件でスチュワードに召喚された。

アウトラップ中のブラウニングは現地時間15時9分、フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーチン)を交わし、クールダウンラップ中のアルボンに急接近。接触を避けるためにターン13で急な方向転換を強いられる場面があった。こちらは現地16時30分より聴聞会が行われる。

スチュワードはアルボンが、ブラウニングの走行を「不必要に妨害」した疑いがあるとしている。

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