フェラーリ復活の狼煙…ホンダ勢も好調発進 / F1バーレーンGP《FP1》結果とダイジェスト

晴天に恵まれたバーレーン・インターナショナル・サーキットcopyright Pirelli & C. S.p.A.

シーズン2戦目となるF1バーレーンGPが3月29日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕を迎え、日本時間20時から金曜1回目のフリー走行が行われた。グランプリ一発目のセッションを制したのはスクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレール。1分30秒354のトップタイムを記録した。

昨年の同じセッションの最速タイムと比べて約2秒も向上。決勝及び予選が現地夕刻からという事で、日中の開催となるFP1とFP3のタイムシートの重要性は低く、週末の行方を占うには約不足だが、実に印象的なタイムを刻んだ。2番手には0.263秒遅れでセバスチャン・ベッテル。前戦で失速した跳馬の2台がカムバックの狼煙を上げた。

ホンダエンジン勢は、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが5番手、ピエール・ガスリーが6番手と並び、メルセデスAMGの2台の真後ろにビッタリとつけた。トロロッソはダニール・クビアトが9番手、アレックス・アルボンが13番手。いずれも有望な兆しを見せている。

金曜午前の現地サクヒールは晴天に恵まれ、セッションは気温28℃、路面温度48℃のドライコンディションでスタートした。高温故にタイヤへの攻撃性が激しく、公式タイヤサプライヤーのピレリは、ハードにC1、ミディアムにC2、ソフトにC3という3種類の保守的なコンパウンドを持ち込んだ。

週末に先立って降雨があった事から、路面へと積もった砂が洗い流され、例年よりはクリーンなトラックコンディションが期待されたが、吹き付ける風はいつもと変わらず強く、砂漠の砂が各車の足元を揺さぶった。

黄旗第一号はレーシングポイントのランス・ストロール。リアを滑らせバリアに接触。フロントウイングの翼端板を壊し、走行時間を失った。第二号はウィリアムズのジョージ・ラッセル。ターン2の立ち上がりでパワーコントロールを誤り、リアのグリップを失った。

セッション最終盤には、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグとアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィが衝突。低速で走行していた黄色いマシンを追い抜こうと、コーナーアウト側を駆け抜けたジョビナッツィであったが、上手く通過できずに接触。軽く空中に跳ね上がった。

2019年F1第2戦バーレーン・グランプリ2回目のフリー走行は、日本時間3月29日(金)24時から1時間半の日程で開催される。

2019年F1第2戦バーレーンGPフリー走行1(FP1)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:30.354 20
2 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:30.617 +0.263 21
3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:31.328 +0.974 26
4 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:31.601 +1.247 23
5 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:31.673 +1.319 21
6 10 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダ 1:31.815 +1.461 17
7 55 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:31.952 +1.598 28
8 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:32.040 +1.686 17
9 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1:32.339 +1.985 24
10 7 キミ・ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 1:32.385 +2.031 23
11 3 ダニエル・リカルド ルノー 1:32.401 +2.047 19
12 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:32.602 +2.248 21
13 23 アレックス・アルボン トロロッソ・ホンダ 1:32.874 +2.520 24
14 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント・BWT-メルセデス 1:32.885 +2.531 20
15 4 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 1:32.945 +2.591 29
16 99 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 1:32.949 +2.595 22
17 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:32.994 +2.640 22
18 18 ランス・ストロール レーシングポイント・BWT-メルセデス 1:33.518 +3.164 16
19 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:34.188 +3.834 26
20 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ・メルセデス 1:34.253 +3.899 27

コンディション

天気晴れ
気温28℃
路面温度48℃

セッション概要

グランプリ名 F1バーレーンGP
セッション種別 フリー走行1
セッション開始日時

サーキット

名称 バーレーン・インターナショナル・サーキット
設立 2004年
全長 5412m
コーナー数 15
周回方向 時計回り

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