ニック・デ・フリース、アルファタウリでの初陣に合格点
ニック・デ・フリースはスクーデリア・アルファタウリでの初戦を終えて、完璧とは言えないまでも「良い1日になった」「かなり満足している」と述べ、合格点を与えた。
タイヤを上手く作動させられず、前日の予選で19番手に終わったデ・フリースはレース序盤にケビン・マグヌッセン(ハース)を交わしてポジションを上げると、アンダーカットを成功させて17周目に15番手にまで浮上した。
終盤のバーチャル・セーフティーカー(VSC)を活かせずピットストップの機を失ったため、ハードタイヤでの最終スティントは誰よりも多い29周を走る事となったが、14位完走を果たして無事にクルマを持ち帰った。
ヘルメットを脱いだデ・フリースは「今日のレースにはかなり満足している。もちろん、もっと上手くやれたのかもしれないし、改善の余地はあるけれど、パフォーマンスという点では僕らのレースペースはまずまずだった」とレースを振り返った。
「スタートポジションを考えれば、周囲のマシンと争えたし、良い1日になったと思う」
「VSC下でピットインしなかったため、最後までハードタイヤで走り続ける事になったけど、こうして走り込んで経験を積んだ事は、これからのシーズンの役立つと思う」
「次のサウジアラビアは、ここよりも若干高速だから、中団での争いは今日とはまた違った展開になると思う」
「僕らにはまだまだやるべきことがあるけど、チームとしてもっと力強いパフォーマンスを発揮できるよう、改善が必要なエリアに関してハードに取り組んでいくつもりだ」
2023年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースはマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインを果たし、2位にセルジオ・ペレスが続いた事でレッドブルが1-2フィニッシュを飾り、3位表彰台にフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)が滑り込む結果となった。
史上最速のF1ストリートサーキットを自称するジェッダ市街地コースでの次戦サウジアラビアGPは3月17日(金)のフリー走行1で幕を開ける。