レースエンジニアのマッティア・スピーニと話をするトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトとフランツ・トスト代表、F1中国GPcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

クビアト、中国での裁定に依然不満も「”チャンスが見込める”アゼルバイジャンに頭を切り替えるべき」

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トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、依然として第3戦中国GPでのペナルティー裁定に不満を抱いている。1周目、クビアトはターン6のイン側に進入。脱出の際に、左後方にいたカルロス・サインツと左リアホイールが接触し、その反動でコース外から戻ろうと右に寄せてきたランド・ノリスと激突した。

レーススチュワードはクビアトに非があるとして、ドライブスルー・ペナルティーに加えて2点のペナルティポイントを科したが、クビアトは「公平なジャッジとは言えない」と語り、罰則の程度の問題ではなく、そもそも過失が認められる事自体に納得できないと憤った。

ドライブスルーはレース中の罰則の中でも最も重く、悪意ある走行や意図的な接触など、極めて危険度が高い行為に対して科せられるペナルティーだ。今回のジャッジについてはメディアの中にも否定的な意見が少なくなく、仮に過失があったとしてもタイムペナルティが妥当、との声も聞かれる。

「中国での1周目のインシデントに関してのペナルティーの件についてだけど、僕の意見は今も変わっていない」とクビアト。レースを終えて冷静に振り返ってなお、自身の見解は変わっていないと語った。だがその一方で「既に終わった事だ」とも付け加えた。

「でも議論はもう終わったし、今は前を向いてバクーでのレースに集中しなきゃならないし、そうすべきだと思ってる。何が起きたのかを振り返っても、もう僕のレースは戻っては来ないんだから」

「良い面に目を向けると、上海での予選は本当に満足のいくものになったし、僕のレースペースは非常に有望だった。落胆したり諦めたりしないでひたすらに努力を続ければ、結果はついてくる」

上海では僚友アレックス・アルボンがピットレーンから入賞。クビアト自身も、週末を通してトップ10に足るパフォーマンスを示し続け、中団グループ内でのSTR14のポテンシャルは際立っていた。

だが、次の第4戦アゼルバイジャンGPの舞台であるバクー市街地コースとクビアトとの相性はお世辞にも良いとは言えない。ヨーロッパGPとして開催された2016年はリタイヤ。アゼルバイジャンGPと改称した2017年のレースでもリタイヤを喫しており、未だに完走したことがない。

「バクーはチャレンジングな要素が色々あるし、走っていて楽しい素晴らしいトラックだ」とクビアト。「1周の距離は長いしコーナー数は多く、すごく長いストレートがあって、それらすべてがエキサイティングなレースを演出している。僕らにとって大きなチャンスがあるはずさ」

「楽しさを感じる理由の一つは、コースの凄く近いところにウォールがあるところなんだ。アドレナリンが出まくりだよ。オーバーテイクのチャンスも多くロングストレートもあるから、ライバルとバトル出来るのも楽しい。一般的なストリートコースよりも低いダウンフォースで走らなきゃならないから、要求されるものが本当に多いし、興味深いトラックだ」

「ブレーキングという点でもチャレンジングだから完璧にこなさなきゃならない。超高速でロングストレートを駆け抜けた後のターン1へのアプローチは特にそうだ。全てのブレーキングポイントで完璧にやらなきゃならない。ベストを尽くすよ」

F1アゼルバイジャンGPは、日本時間2019年4月26日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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