ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクター、2018年F1中国GPにてcopyright Honda

ホンダF1、回生に厳しいバクーに挑戦「勝負のカギは燃費とPUマネジメント」F1アゼルバイジャンGP《preview》2018

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F1第4戦アゼルバイジャンGPに向けて、ホンダF1プロジェクトの現場を統括する田辺豊治テクニカル・ディレクターが抱負を語った。

欧州外のフライアウェイ3戦を終え、今週末はヨーロッパの東端、アゼルバイジャンでのレースが待ち構える。バクー市街地サーキットは、旧市街にあるタイトなセクションと2キロに及ぶロングストレートを持つ世界最速の市街地コース。同じストリートサーキットのモナコやシンガポールとは大きく異なるレイアウトを持つ。

バクー市街地コースのレイアウト図

16コーナーから1コーナーまでの約2kmはエンジン全開区間。エンジン全開率は59%と著しく高いものではないが、MGU-Hからの直接のデプロイメントがタイムに大きく影響するため、燃費とエネルギーマネジメントが大きなカギを握る。昨年まではERS(回生システム全般)に苦労していたホンダだが、今年のRA618Hはライバルに食らいつく性能を示し始めている。

バクーではストレートスピードと低速コーナーでのグリップがカギとなる。ダウンフォースレベルはイタリア・モンツァに次いで2番目に低いが、タイヤに負荷がかかる高速コーナーがないため、できる限りダウンフォースを削りながらも、タイヤを作動温度領域に保つセッティングを見つける必要がある。

ホンダF1:アゼルバイジャンGPに向けて

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

長距離移動の連続だった開幕からの3戦を終え、今回はヨーロッパの東端、アゼルバイジャンでのレースになります。バクー市街地サーキットは、旧市街にあるタイトなセクションと、2キロに及ぶロングストレートを持ち、同じように市街地を走るモナコやシンガポールとは異なるトラックレイアウトになっています。

PUにとっては厳しいサーキットなので、燃費とエネルギーマネジメントが重要になります。今年のアゼルバイジャンGPは第4戦での開催になったため、例年より早い時期にレースがあります。気温や路面温度も高めだった過去3年より下がると見込まれるので、それに合わせてセットアップを進めます。


2018年のF1アゼルバイジャンGPは、日本時間4月27日(金)18時からのフリー走行で幕を開ける。舞台となるのは世界最速のストリートサーキットであるバクー市街地コース。1周の長さはベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンに次ぐおよそ6km、2016年の初開催では、当時ウィリアムズに在籍していたバルテリ・ボッタスがF1での最高速記録を更新する378km/hをマークしている。

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