ペレス、頑張り過ぎて接触しまくり「今年のクルマは頑丈みたい(笑」今季2度目の最前列から2年連続優勝へ
セルジオ・ペレスは6月11日のF1アゼルバイジャンGP公式予選で2番手を刻み、今季2回目となる最前列を確保した。前戦モナコに引き続きレッドブルのチームメイト、マックス・フェルスタッペンを上回った。連続して上位グリッドを手にしたのは今回が初めてだ。
予選中、ペレスは幾度となく壁にクルマを接触させた。「ちょっとやり過ぎだったね。何度か壁にぶつかってしまったけど、幸いにも何とか生き残ることができた」と振り返った。
「今年のクルマはかなり頑丈みたいだ(笑。最初のラップは、兎に角プッシュし過ぎてしまった。クラッシュしなかったのはラッキーだった。限界を超えすぎていたし、頑張り過ぎてしまった」
Q3では燃料補給に問題を抱えてエンジンが始動しないアクシデントに見舞われた。
「まだ詳しくは知らないから、戻ってみんなと話し合う必要がある。クルマが起動しなかったんだ。コミュニケーションにミスがあったんだと思うけど。あまりに手間取ってしまったせいで、かなり焦らなきゃならず、ラップをまとめるのが大変だった」
ポールポジションを獲得したシャルル・ルクレール(フェラーリ)との差は0.282秒に達した。仮にトラブルがなかったとしても、ペレスはルクレールに匹敵するペースを刻めたとは考えていない。
「コンマ3秒は大きすぎるよ。もう少し近づく事はできただろうけど、現実的にはポールは無理だったろうね」
「単独走行だったから、特にバックストレートでトウが得られずラップをロスしてしまった。基本的に、すべてのストレートでタイムを失ったと思う」
2021年のアゼルバイジャンウィナーは今回、フロントローからレースに臨む。
「ここでのレースは長いし、兎に角、クリーンに過ごす必要がある。良いポジションにいるけど、ここでは何が起きるか分からない」
「明日のレースでは強いペースが刻めると思う。シャルルにプレッシャーをかけ続けられる事を願うよ」
2022年F1アゼルバイジャンGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)が4戦連続となるポールポジションを獲得した。最前列2番手にはセルジオ・ペレス(レッドブル)が並ぶ。角田裕毅(アルファタウリ)は8番手から入賞を目指す。
決勝レースは日本時間6月12日(日)20時にフォーメーションラップが開始され、1周6,003mのバクー市街地コースを51周する事でチャンピオンシップを争う。