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F1オーストリアGP予選Q3の黄旗の原因は電装系トラブル
100分の数秒、1000分の数秒を争う混戦となった17年F1オーストリアGP予選、上位10台の戦いとなった予選Q3では、各車最後のアタックラップを行う中、ハースのロマン・グロージャンのマシンがコース上に停止したためイエローフラッグが振られる事態となった。
この影響で、多くのドライバー達がタイム計測を諦めざるを得ない状況に追い込まれてしまい、白熱のバトルは水を差される形となってしまった。予選を終えたグロージャンは、マシン停止の原因を電装系のトラブルであった事を明かした。
「たぶん電気コネクションを失ったんだと思う。深刻な問題じゃないといいけど」とグロージャン。レッドブル・リンクでのハース勢は、初日こそ目立ったタイムではなかったものの、土曜午前の3回目のフリー走行で極めて高い戦闘力を誇示し、ケビン・マグヌッセンが7番手、グロージャンは8番手につけていた。
ポール・ポジション争いをしていた上位勢はもちろんだが、グロージャンにとってもこのトラブルが痛手であったのは言うまでもない。決勝については、長いレースであるだけにエンジンにもブレーキにも身体的にもきつい戦いになるとの見方を示した。
チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、今回のトラブルの原因については調査中だと前置きした上で「明日の決勝グリッドには問題なく並べると思う」と語った。