シーズン3戦目となる2024年F1世界選手権オーストラリアGPが3月22日に開幕を迎え、ランド・ノリス（マクラーレン）が1分18秒564を記録。金曜1回目のフリー走行でトップに立った。角田裕毅（RB）は5番手につけた。

開幕2連勝中のマックス・フェルスタッペン（レッドブル）は1000分の18秒差の2番手タイムを刻んだ。ジョージ・ラッセル（メルセデス）が3番手に続いた。僅か0.08秒の間に6番手セルジオ・ペレスまでの上位6台がひしめいた。

金曜のアルバート・パーク・サーキットは晴天に恵まれ、日本時間10時30分からのオープニングセッションは気温19℃、路面温度37℃のドライコンディションでスタートした。公式タイヤサプライヤーのピレリは今年初めて最も柔らかいレンジのC3からC5までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。

例年通り、普段使われていない路面は非常に滑りやすく、また風の影響もあったのだろう。フェルスタッペンや9番手に留まったルイス・ハミルトン（メルセデス）を含め、コース外に飛び出すクルマが目立った。

バルテリ・ボッタス（アルファロメオ）が大量のスモークを上げてスピンを喫した直後、残り20分を切ったところでアレックス・アルボン（ウィリアムズ）がクラッシュした事で、10分近くに渡って赤旗が振られた。

ターン6を通過した後、アウト側に膨らんで縁石に乗り上げ、挙動を乱して右フロントからターン7脇のバリアに激突。コース側に弾き返され、左リアからターン8のウォールにぶつかった。

車体は全体的に酷いダメージを負った。ギアボックスの損傷も懸念される。

前半の大半をエアロレイクを付けてのデータ収集に取り組んだフェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）はその後、ターン10脇のグラベルに飛び出し、フロア交換のために15分近くを失って18番手でクルマを降りた。

入賞の可能性は十分にあるとの期待を抱く角田裕毅は全車最多となる25周を走り込み、他のトップ10フィニッシャーと同じようにソフトタイヤを装着してノリスに0.057秒差の5番手タイムを刻んだ。

チームメイトのダニエル・リカルドは一段固いミディアムを履き、0.653秒遅れの11番手でクルマを降りた。

虫垂炎の手術および、これに伴う療養を経てフェラーリSF-24のコックピットに戻ってきたカルロス・サインツは22周を走り込み、4番手につけた僚友シャルル・ルクレールから1000分の87秒遅れの8番手で復帰セッションを終えた。

2回目のフリー走行は日本時間3月22日(金)14時から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2024年F1第3戦オーストラリアGPフリー走行1（FP1）リザルト

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