バーレーン・インターナショナル・サーキットを周回する角田裕毅(アルファタウリ)、2023年2月24日F1プレシーズンテスト
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

F1テスト《2日目》午前速報:サインツとサージェントが僅差の最速争い、角田裕毅は脇目も振らずシム完了

  • Published: Updated:

2023年F1プレシーズンテスト2日目午前のセッションが2月24日(金)に4時間15分に渡って行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)が前日を含めたテスト全体のファステストとなる1分32秒486を記録した。

サインツは開始1時間ほどで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が前日に刻んだ最速を塗り替えると、その30分後、更にコンマ2秒を縮めた。初日がレッドブルの独壇場であっただけに、ティフォシにとっては頼もしい限りだ。

バーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するカルロス・サインツ(フェラーリ)、2023年2月24日F1プレシーズンテストCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

バーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するカルロス・サインツ(フェラーリ)、2023年2月24日F1プレシーズンテスト

Pos Driver Team Laps Time Gap Tyre
1 カルロス・サインツ フェラーリ 68 1:32.486 0.000 C3
2 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 72 1:32.549 0.063 C5
3 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 64 1:32.969 0.483 C3
4 周冠宇 アルファロメオ・フェラーリ 42 1:33.170 0.684 Prt
5 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 66 1:33.442 0.956 C2
6 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 48 1:33.490 1.004 C3
7 セルジオ・ペレス レッドブル・RBPT 76 1:33.751 1.265 Prt
8 ルイス・ハミルトン メルセデス 71 1:33.954 1.468 C3
9 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 64 1:35.522 3.036 C2
10 角田裕毅 アルファタウリ・RBPT 85 1:37.687 5.201 C2

続報:F1テスト2日目総合結果

気温30度を超える暑いコンディションの中、午前のセッションは特に大きなアクシデントもなく無事にチェッカーを迎えた。終盤には黄旗、バーチャル・セーフティーカー(VSC)、赤旗の手順確認が行われた。

角田裕毅(アルファタウリ)は誰よりも慌ただしいセッションを過ごした。

まずはエアロエイクを搭載して精力的に周回を重ねると、予選ランには脇目も振らず、C2およびC3コンパウンドを使ってフルレース・シミュレーションを敢行。全車最多となる85周を稼ぎ出し、10番手タイムと共にランチブレイクに入っていった。

サインツよりも2段階柔らかいC5コンパウンドながらも、ウィリアムズFW45をドライブする新人ローガン・サージェントが1000分の63秒落ちの2番手につけ、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を3番手に押さえた。

バーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するローガン・サージェント(ウィリアムズ)、2023年2月24日F1プレシーズンテストCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

バーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するローガン・サージェント(ウィリアムズ)、2023年2月24日F1プレシーズンテスト

レッドブルとメルセデスは各々、7番手と8番手に留まった。

自身にとってのテスト初日を迎えたセルジオ・ペレスはアンダーステアに苦しみ、幾度となくランオフエリアにはみ出すシーンが見られた。まだクルマを乗りこなせていないようだ。

ルイス・ハミルトンは不安定なリアに苦しんだ。ストレートを走行中にボディーワークが飛び散り、アロンソがその上に乗り上げるシーンも見られた。

日本時間21時15分からは4時間15分に渡って午後のセッションが行われる。テストの模様はDAZNフジテレビNEXTが完全ライブ配信・生中継する。