テニスを楽しむフェルナンド・アロンソ
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オイル漏れで走行不能に陥ったアロンソ、スペインGPセッション最中にテニスを楽しむ

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母国で行われたF1スペインGP金曜のフリー走行1の最中に、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはサーキットを走行することなくテニスに興じた。

グランプリ初日の12日午前、週末最初のセッション開始直後にエンジントラブルに見舞われたアロンソ。ホンダ製F1エンジンを積むマクラーレンのマシンからオイル漏れが発生、2コーナーの出口でタイヤをロックアップさせスピンした。マシンは白煙を吐いてコース上に停止し、アロンソのFP1はあっという間に終了となった。

「質問は僕じゃなくホンダにしてくれ。1コーナーを過ぎた所でエンジンブローしたんだ。そのせいで僕らは1回目のセッションを失ってしまった」マシンを止めてガレージに戻るアロンソは、フラストレーションを隠しきれない様子で語った。

「ファンに申し訳なく思うよ。辛いよ、でもマクラーレンの皆の方がもっと辛いと思う。彼らは1000分の数秒を見つけようとアップデートを持ち込んだんだ。でも僕らはもう走れない」

白煙を吐いてストップしたフェルナンド・アロンソ
©F1

インタビューに答えた後、アロンソはトレーナーと共にサーキットを離れホテルに戻り、テニスコートでテニスをする自身の画像をインスタグラムにアップした。その画像には「体を温めておいた」とのコメントが添えられていた。

午後のFP2開始1時間前に、口笛を吹きながらパドックに帰還したアロンソは、2回目のフリー走行をトラブルフリーで過ごし21周を走行したが、タイムテーブル最下位の20番手と言う結果だった。これに対してはチームラジオで「エンジンの感触は良いよ。以前よりもかなり遅いけど。驚きだね…」と皮肉たっぷりにコメントしている。

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