NASCARを走らせるフェルナンド・アロンソと2013年型F1マシンを走らせるジミー・ジョンソンcopyright Mclaren

動画:驚異的…NASCARのレジェンド、”F1初走行”でフェルナンド・アロンソに対しコンマ2秒差

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マクラーレンのフェルナンド・アロンソと、NASCARで7度のチャンピオンに輝いたレジェンド、ジミー・ジョンソンのマシン交換が実現。アブダビGP決勝翌日の26日にヤス・マリーナ・サーキットでテスト走行が行われた。

ジミー・ジョンソンはメルセデス製V8エンジンを搭載する2013年のMP4-28を、アロンソはシボレーのV8を積む48号車をドライブ。ストックカー一筋のキャリアを過ごしてきたジミー・ジョンソンのこの日のベストラップは1分40秒462。アロンソが記録したベンチマークに0.258秒と迫り、初のシングルシーター走行とは到底思えない驚異的なタイムを刻み、スキルの高さを知らしめた。

フェルナンド・アロンソとジミー・ジョンソン、F1アブダビマシン交換イベントにて
© Mclaren

オーバルコースを主戦場とするNASCARにおいては水平方向のGフォースはF1の半分ほど。昨今のF1マシンはNASCARの倍に当たる6Gを記録する事も珍しくない。頭とヘルメットをあわせた重量は約6.5kg。ジミー・ジョンソンは人生で初めて自身の頭に40kgもの負荷がかかる状況の中で、凄まじい加減速を繰り返し、現役最強と呼ばれる2度のF1ワールドチャンピオンに肉薄してみせた。

無論アロンソのベンチは限界までは攻め込んだものではないが、かと言って恐ろしく手を抜いたものでもない。履いていたタイヤこそ異なるが、2013年のアブダビGPで当時マクラーレンに所属していたジェンソン・バトンがQ2で記録したのは1分41秒200であった。

ヘルメットを交換したジミー・ジョンソンとフェルナンド・アロンソ
© Mclaren

NASCARカップシリーズは、フォーミュラ1世界選手権第1戦が開催される1年前の1949年に始まり、その後幾度かレギュレーション変更が行われてきたものの、「ジェネレーション6」と呼ばれる現代のマシンの基本構造は当時とさほど変わっていない。NASCARのクルマはF1と比べると非常にプリミティブなテクノロジーで構成されている。

走行は数時間に渡って行われ、最後はバーレーンGPの決勝レースと同じ様に、モータースポーツ界を代表する伝説的なドライバー二人によるタイヤスモークで幕を下ろした。