ルクレール「是非やりたい」ル・マン24時間参戦に名乗り…フェラーリ58年ぶり制覇を現地観戦
TOYOTA GAZOO Racingとの激戦を制したフェラーリAFコルセ51号車の戦いを現地で目の当たりにしたシャルル・ルクレールは「是非やりたい」と述べ、将来的な参戦に強い意欲を示した。
6月10~11日のFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦として行われた100周年記念大会では、アレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラド、そして元アルファロメオF1のアントニオ・ジョビナッツィ組が総合優勝を果たした。
全長13.626kmのサルト・サーキットでの342周に及ぶレースはセバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮がドライブするトヨタ8号車GR010 HYBRIDとの熾烈な争いとなり、24時間の長丁場で1分21秒793秒という僅差での決着となった。
ルクレールとスクーデリア・フェラーリのフレデリック・バスール代表は、フェラーリ会長ジョン・エルカーン共々、フェラーリのピットガレージで50年ぶりのワークス復帰戦を見守った。
レース後、米国のスポーツ専門放送局「Eurosport」から将来的な参戦の可能性について問われたルクレールは「やらない理由が何処にある? 是非やりたい」と答えた。
「いつになるかは分からないけど、信じられないようなイベントだし、いつの日か必ずやりたいと思ってる」
フェラーリのル・マン24時間総合優勝はマステン・グレゴリーとヨッヘン・リントが栄冠を勝ち取った1965年以来、58年ぶりの事だった。
ただ、ポールポジションを獲得した50号車は激しい雨の最中にニクラス・ニールセンがポルシェカーブでクラッシュし、更にはエネルギー回生システム周りのトラブルに見舞われ、5ラップダウンの総合5位フィニッシュに終わった。
ルクレールは「本当に最高の気分だよ。フェラーリが勝つのは本当に久しい事だし、すごくスペシャルだ」と語る。
「残念な事にフェラーリのもう1台はラジエーターに小さな石が当たって、大きくタイムをロスしてしまったけど、フェラーリが勝った事は本当に嬉しい。最高の経験になった」
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— 24 Hours of Le Mans (@24hoursoflemans) June 10, 2023